豆腐のダイエット効果が生姜を加えると倍増する

ダイエット食材の定番ともいえる豆腐ですが、じつはそこに生姜を加えるだけで、驚くほどのダイエット効果を発揮します。豆腐の良質なタンパク質に、体を温める生姜を組み合わせることで代謝がアップ。豆腐のダイエット効果は生姜を加えることで倍増するのでした。

豆腐ダイエットの効果のポイント

野菜ソムリエの美波紀子さんは、この豆腐ダイエットの効果を確認するためにわざわざ一度太って、自分の体で効果を確かめたといいます。

豆腐ダイエットを実践すると予想どおりやせていったとか。気がついたら半年で12キロも落ちていました。しかも現在でも毎晩食べ続けおり、いまだに豆腐のダイエット効果は衰えていません。

豆腐ダイエットの効果のポイントは、ご飯やパンなどの炭水化物を豆腐のタンパク質に替えること。そして、長続きさせるコツはご飯を豆腐に替えるだけで、おかずはふだんどおり食べることです。

豆腐ダイエットの効果的なレシピは簡単。豆腐の種類によって加熱時間が多少は変わりますが、基本的には温める程度です。好みでポン酢をかけてもよいでしょう。

材料は絹ごし豆腐1/2丁と生姜小さじ1/4、ぽん酢適量です。作り方は、まずは豆腐を横に半分にスライスして、片側の豆腐の上におろし生姜をまんべなく伸ばします。

もう片方の豆腐を上に乗せてしょうがをサンド。耐熱皿にのせておろししょうがをトッピングします。あとは、500Wの電子レンジでラップをせずに2分加熱すれば完成です。

豆腐のダイエット効果はなぜ生姜で倍増するのでしょう？　生姜は温めることで成分が変化し、体を温める力が強くなります。それによって代謝もアップするのです。

生姜には「ショウガオール」と「ジンゲロール」という体を温める成分が含まれています。生の生姜にはショウガオールよりもジンゲロールのほうが多く含まれています。しかし、加熱することによりジンゲロールはショウガオールに変化するのです。

ここで、生の生姜に多く含まれるジンゲロールは体の中心の熱を手足に運ぶことで中心部が冷えてしまいます。一方のショウガオールは、直接体を温める作用があり、中心部と体の表面の両方が温まるのです。つまり、生姜は加熱してとることでより効果的に体を温めることができるのです。