みかんの皮の洗浄効果でまな板の生臭さが消える
魚をさばいたまな板の生臭さは、洗ってもとれずに困っている人も多いはず。このまな板の臭いを簡単にスッキリ落とす裏ワザが「みかんの皮」。みかんの皮の洗浄効果でまな板の生臭さが消えるのです。『ためしてガッテン』の「驚きの最新ワザ大連発!」で紹介されていました。
みかんの皮がランキング1位に変動
魚をさばいたまな板の生臭さの原因は、魚から出てくる油に含まれるトリメチルアミンという臭いの成分。このトリメチルアミンは非常に粒が小さいため、まな板の中に入り込んで留まってしまうのです。
まな板の生臭さの対処法を調べてみると、しょうがや酢水、茶がら、みかんの皮、塩…など、いろいろな方法があるもの。そこで、実際に魚をおろしたまな板を使って実験してみました。
その結果、臭いが取れた順でいうと5位がみかんの皮、4位がしょうが、3位が茶がら、2位が塩、1位が酢水となったのです。なお、酢水は酢1に対して水3の割合で作りました。
しかし、話はここで終わりません。その2時間後に再び臭いをかいでみると、ランキングが変動。5位が茶がら、同点3位がショウガと塩、2位が酢水と変わりました。そして、1位がみかんの皮だったのです。
みかんの皮にはダブルの洗浄効果
じつは、みかんの皮にはクエン酸が含まれています。クエン酸は酸性、トリメチルアミンはアルカリ性のため、臭いの元を中和してくれるのです。
しかも、みかんにはリモネンという成分が含まれていて、油汚れを落としてもくれます。つまり、みかんの皮は臭いの元を落としながら、臭いを消してくれるダブルの洗浄効果が得られるのです。しかも、柑橘系の匂いは揮発しやすい性質のため、みかんの匂いは残りません。
実際にみかんの皮でまな板を洗浄するときは、軽く水洗いしたあとにまな板を5つのエリアに区切り、皮の表面でそれぞれ8往復程度、こすり付けます。これで、まな板の生臭さをスッキリ落とすことができるのです。
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