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【発見】げっぷでおこる「ニュータイプの胸やけ」

胸やけといえば、食べすぎや飲みすぎが原因と誰もが考えます。しかし、最近の研究で、げっぷでおこる「ニュータイプの胸やけ」が発見されたのです。推定患者数は500万人以上といいます。『ためしてガッテン』の「胸やけ!長引く新理由」で紹介されていました。



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げっぷでおこる「ニュータイプの胸やけ」を発見


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げっぷがニュータイプの胸やけの原因

胸やけとはそもそも、胃液が食道に逆流しておきる炎症。これが悪化すると「逆流性食道炎」になります。しかし、不摂生に注意している高齢者や女性でも、重症の胸やけを訴える人が多いというのです。

じつは、ニュータイプの胸やけの原因は「げっぷ」です。げっぷは空気が胃に入ってしまい、それを外に排出する行為。だ液を飲み込んでも水を飲んでもその都度、一緒に入ってくるものです。

げっぷでおこる胸焼けは、のどの上部のあたりに存在する「TRPV1」というセンサーが鍵を握ります。TRPV1は強い酸などの毒物などが侵入してくると感知するのが役目です。

ここで、げっぷはただの空気ではありません。胃酸混じりの空気です。とはいえ、げっぷに含まれる酸はごく少量。通常ならTRPV1はほとんど反応しません。


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げっぷでおこる胸やけの最大の特徴

しかし、このTRPV1がストレスなどで知覚過敏になると問題が発生します。通常のげっぷでもTRPV1が反応。これが胸やけの原因となるのです。しかも、この胸やけがストレスとなって、さらにTRPV1が知覚過敏に…。さらにひどい胸やけになるという悪循環がおこるのです。

げっぷでおこる胸やけの最大の特徴は、胸やけのおこるタイミングです。通常の胸焼けが食後3時間以内におこるのに対して、げっぷタイプは食後以外でも不快感を感じます。げっぷによる胸焼けは胸やけを感じる部分が鎖骨周辺といった上部であることも特徴です。

また、通常の胸焼けならつばを飲んだり水を飲むことで、胃酸が中和されて症状が改善するもの。しかし、げっぷによる胸焼けはそれが逆効果。一緒に空気も飲み込んでしまうため、げっぷが増えて悪循環に陥ってしまうのです。

げっぷによる胸焼けの治療薬は「食道粘膜保護薬」が一般的。ストレスが原因の場合は、抗うつ薬や安定剤を使うこともあります。また、原因不明だった胸やけがげっぷによるものであると説明することで、症状が改善する場合もあります。

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