【簡単】インフルエンザ予防は「水」1日1.5リットル
インフルエンザウイルス侵入を防いでくれる線毛細胞は、水分補給によって活動が活発になります。それではインフルエンザを予防するには、どれくらいの水分補給が必要なのでしょう? 『ためしてガッテン』の「風邪インフルよさらば」で紹介されていました。
線毛細胞がインフルエンザ予防
インフルエンザ予防に重要な役目をはたす線毛細胞は、粘液で囲まれた状態です。粘液はよく見ると2種類あります。サラサラの粘液の上に、ネバネバの層が乗っているのです。
これは、ネバネバの粘液を一方向に押しやったら、サラサラの粘液を通ってすばやく元の位置に戻り、再びネバネバの粘液を押しやるため。これを繰り返すことで、一方向の動きを作っているのでした。
しかし、湿度が低いカラカラの状態になると、水分の多いサラサラの粘膜から乾燥を開始。こうなると、線毛はネバネバした粘液の中を行き来するだけとなり、インフルエンザウイルスを流し去ることができません。
1.5リットルでインフルエンザ予防
とはいえ、ここで表面を湿らせてもネバネバの粘液が邪魔をして、サラサラの粘液まで届きにくい状態。水分を補給するには、粘液細胞の下から水分補給するしかありません。
つまり、飲んだ水が体の中をめぐり、下から粘液として送り込まれるのを待つしかないのです。それでは、どれくらいの水を飲めば線毛細胞は元気になるのでしょうか? それは1日1.5リットルです。
人間は1日に2.5リットルの水分を、汗や尿で失っています。食事でだいたい1リットルの水分が摂取できるので、残りの1.5リットルを水分補給の目安です。水をあまりの飲まなくなってしまう冬は、とくにこまめな水分補給が大切。それが線毛細胞を活発にして、インフルエンザ予防に効果を発揮するのです。
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