脳梗塞の前兆を見分ける血圧の測り方がある
高血圧が脳梗塞の前兆というのは、もはや通用しません。血圧が高くなくてもおきてしまう脳梗塞があるからです。そんな脳梗塞の前兆を見分ける血圧の測り方を紹介しましょう。『ためしてガッテン』の「まさか脳卒中体質に!?」で取り上げられていました。
脳梗塞の前兆を見分ける血圧の測り方
脳梗塞の前兆がないのは、いわば脳卒中体質ともいうべきもの。遺伝との関連は低いとされていて、年代としては50代から急激に増えるといいます。60代ではじつに4人に1人、70代では3人に1人がこの体質になっているのです。
一見、正常な血圧のように見える脳卒中体質の人は、ある血圧の測り方をすると意外な数値が出るといいます。血圧の測り方で脳梗塞の前兆が見分けられるのです。その測り方は、まず左手を血圧計に入れて測定します。
脳梗塞の前兆を見分ける血圧の測り方は、ここからが違います。再び血圧計に腕を入れ、2回目の測定を行うのです。すると、数値が1回目とは違う数値に…。1回目が正常でも、2回目は明らかに高血圧の範囲に入ります。
血圧変動タイプこそが脳梗塞の前兆
じつは、2回目の測定は「立って座って測る」を行うのです。脳卒中体質でない人は、同じ「立って座って測る」を行っても、1回目と2回めとで数値の違いはありません。
つまり、脳卒中体質の人は「血圧変動タイプ」ということ。血圧変動タイプこそが脳梗塞の前兆になります。血圧変動タイプの人は、起きている間ちょっとしたことで血圧が上がったり下がったりを繰り返しているのです。
血圧変動タイプのチェック方法は「立って座って測る」をしたときに元の数値より15以上、上がったり下がったりするかどうかです。または、夜寝る前に測った血圧と、朝起きて測った血圧とを比べて、朝の数値が15以上高い場合です。
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