レビー小体型認知症は症状に気づかず悪化する
認知症といえばアルツハイマーというイメージですが、じつは高齢の認知症患者の5人に1人がかかっている「第二の認知症」があります。「レビー小体型認知症」です。具体的な症状を見ていきましょう。『ためしてガッテン』の「新型認知症の見分け方」で紹介されていました。
レビー小体型認知症の治療で回復
横浜市に住む80歳の男性は、2年前に認知症が悪化。会話することも立ち上がることもできなくなっていました。家族によれば話もできないしよだれはたらすし、まるで死人みたいだったといいます。
ところが、レビー小体型認知症とわかって治療を受けたことで、日課だった散歩もできるほどに回復。趣味のハーモニカも存分に演奏することができます。
すなわちレビー小体型認知症は、発見できれば改善する可能性があるのです。逆に、レビー小体型認知症はアルツハイマーやほかの病気と間違えられているケースが多く、気づかないでいると症状は悪化する一方です。
レビー小体型認知症の症状の特徴
男性の症状を見ながら、レビー小体型認知症の症状の特徴を見ていきましょう。この男性が発症したのは3年前。鉄鋼メーカーのサラリーマンを20年前に引退してからも、手品やダンスなど多くの趣味を楽しんできました。
それが突如、近所を歩いていて道に迷ってしまったのです。また、ものを置き忘れて慌てて取りに戻ることが増え始めました。しかし、かかりつけの医師に相談して、記憶力・判断力のテストをしても問題なし…という診断です。
しかし2年半前ごろから、家族の付き添いなしにトイレに行けないことが増え始めたのです。それから2か月後、今度は奥さんが浮気をしていると疑い始めました。
そして、2年前のある日、家に正体不明の男たちがいると、警察に通報する騒ぎをおこしてしまったのです。これこそがレビー小体型認知症の特徴的な症状である幻視でした。
■『ためしてガッテン』
【新型認知症の見分け方】
レビー小体型認知症の症状「幻視」のメカニズム
レビー小体型認知症の症状が現れる前兆とは?
レビー小体型認知症の症状への家族の対処法
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