トイレ後の手洗いは必須!30巻きでも菌を検出
食中毒防止のためにやっている手洗いが、じつは食中毒菌を増やす結果になる場合があるのをご存じですか? 石鹸で手を洗うと、逆に食中毒菌が増えてしまうこともあるとか。『ためしてガッテン』の「食中毒 信じられない新常識」で紹介されました。
トイレ後の手洗いが必須の理由
まずは手洗いの必要性を探るべく、大腸菌がどれくらい強力か実験してしましょう。消毒した指にトイレットペーパーを30回ほどグルグル巻きにします。この状態で大腸菌に触れてみるのです。
すすと、それでも大腸菌は指に付いていたのです。30回グルグル巻きにしてもこの結果。トイレ後の手洗いが必須という理由がよくわかりました。
手洗いにも注意すべきことがあります。なんと石鹸で手を洗うと、逆に食中毒菌が増えてしまうこともあるのです。
トイレ後の手洗いで菌が広がる
これはトイレ後の手洗いのときに石鹸で汚れを落とすと、汚れの下にあった菌が出てくる危険性があるため。中途半端な手洗いの方法だと、逆に病気の原因になってしまうのです。
とくに手の平にあるシワやくぼみが危険地帯。十分に泡立てずに石鹸で手洗いをした場合、シワやくぼみにいた菌を引きずり出して広げてしまうことになるのです。
トイレ後の手洗いはどうすればよいのでしょう? アメリカ疾病予防管理センターのホームページによると『ハッピーバースデー』の歌2回分の時間、手洗いをするのが最善策。短くても、最低20秒間は手洗いすることが推奨されていました。
■『ためしてガッテン』
【食中毒 信じられない新常識】
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