エコノミークラス症候群!旅行前後にすべきこと
行楽シーズンに気をつけたいのが「エコノミークラス症候群」です。エコノミークラス症候群は飛行機に限らず、長時間の移動のあとに急に胸が苦しくなって呼吸困難に陥り、ときには死に至る病気です。旅行中だけでなく、旅行の前後にも注意をしてエコノミークラス症候群に備えましょう。
エコノミークラス症候群は血栓に注意
そもそもエコノミークラス症候群は、長時間同じ姿勢でいることにより下半身がうっ血して血栓が発生。その血栓が肺に詰まってしまって呼吸困難になる病気です。
そんなエコノミークラス症候群の予防として、旅行の前後にも注意すべきことがあります。まず、糖尿病などの人は医師に相談しなければなりません。
糖尿病は血管が傷つきやすく、血栓ができやすいからです。糖尿病や高脂血症など生活習慣病のある人、術後まもない人、妊娠中の人など、血栓ができやすいと思われる人は、旅行の前に医師に相談しておきましょう。
エコノミークラス症候群の予防グッズ
エコノミークラス症候群の予防には、体調を整えておくことも大切です。旅行前には睡眠を十分にとり、体調を整えます。睡眠不足のまま乗り物に乗ると、ぐっすり寝込んでしまう原因。結果として、水分をとらずに長時間にわたって窮屈な姿勢を続けることになります。
エコノミークラス症候群の予防グッズを準備するのもよいでしょう。弾性ストッキングは医療用に開発されたもので、手術時の血栓症予防に使用されます。足の深部静脈を適度に圧迫して、血栓をできにくくするのです。トラベル用品売場やドラッグストアで販売されています。
長時間の旅行後、数日~1週間たってからエコノミークラス症候群を発症することもあります。なんらかの理由で旅行時にできた血栓がゆっくり移動し、肺動脈を詰まらせるのです。旅行後しばらくして急に息苦しい症状が出たら、旅行のことを医師に告げるようにしましょう。
■「エコノミークラス症候群」おすすめ記事
エコノミークラス症候群はふくらはぎ痛や膝裏痛
肺塞栓症治療の新薬イグザレルトの注意点とは
■「肺」おすすめ記事
逆流性食道炎ならぬ逆流性肺炎の症状とは?
65歳以上の死亡原因の多くは「誤嚥性肺炎」
周富徳も死去した「誤えん性肺炎」の危険性
伍代夏子が九死に一生を得た間質性肺炎とは?
原因不明「間質性肺炎」を咳で見分ける方法
hitomiが「過敏性肺炎」が原因で1か月で引越し
急性肺炎は1週間で死に至る危険もある病気