伍代夏子が九死に一生を得た間質性肺炎とは?
演歌歌手として活躍している伍代夏子さんが間質性肺炎を発症したのは、いまから20年前の32歳のとき。だるさと咳が症状として現れました。当時出ていた咳は、乾いた感じの軽い咳だったといいます。11月10日放送『主治医が見つかる診療所』の「肺炎のせきの見分け方」で紹介されていました。
伍代夏子を襲った間質性肺炎
伍代さんを間質性肺炎が襲わったのは1994年8月。体のだるさを感じたのと同時に、軽く乾いた咳が出始めたのです。しかし、すぐに治るだろうと思ったため、病院には行きませんでした。
そして咳が出始めて5日目。相変わらず軽い咳は続いています。とくに歌を歌うなど体を動かすと、とくによく咳が出ました。そしてこの日、ふだんは一息で歌えるところが、息継ぎしないと歌えなかったのです。それでも当時の伍代さんは、疲れているせいだと思っていました。
そしてこの日の夜、さらなる異変がおきます。いきなり39度もの高熱が出たのです。すぐに救急病院で診察を受けると、医師の診断は風邪。レントゲンに少し影があるといわれたものの、肺炎ではないでしょうとの診断でした。しかし、もらった解熱剤をいくら飲んでも熱は一向に下がりません。
間質性肺炎で1ヶ月間の入院治療
そして8日目の朝、目を覚ました瞬間に突然、呼吸をすることができたくなったのです。慌てて起き上がると、なぜか呼吸ができるようになりました。
一安心した次の瞬間、さらなる異変がおきます。ベッドから立ち上がろうとしたら、意識が朦朧として歩けなくなかったのです。壁を伝わないと歩けないほど。高熱のせいか、目の前が陽炎のように揺れて見えたといいます。
このとき初めて風邪でないかもと考えた伍代さん。別の病院で精密検査を受けることにしました。医師から告げられた病名は「間質性肺炎」。その日のうちに即入院となりました。あと1日2日遅かったら、命が危なかったといわれたといいます。
その後、伍代さんは1ヶ月間の入院治療を行い、ギリギリのところで九死に一生を得ることができました。退院前の検査では肺活量も元どおりに復活。本人も間に合ってよかったと振り返ります。
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