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人参をレンジ加熱するとき「乱切り」にする理由

人参などの野菜を電子レンジで早く加熱したいとき「乱切り」にするのと「輪切り」にするのとどちらがよいでしょう? 答えは「乱切り」です。実際に人参を子レンジで1分ほど温めてみると、輪切りにはクシが通らない一方、乱切りした人参は簡単にクシが通ります。『ソレダメ!』で紹介されていました。



人参をレンジ加熱するとき「乱切り」にする理由


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人参にレンジのマイクロ波が集まる

電子レンジで加熱できるのはマイクロ波が照射されているため。そして、マイクロ波は電波ですから、先のとがったアンテナのようなものに集まる性質を持っています。このため、とがっている部分の多い乱切りのほうが早く温まるのです。人参などの野菜をレンジで加熱するときは乱切りにしましょう。

また、電子レンジの加熱といえば、温まったと思ったら真ん中だけが冷たい加熱ムラでしょう。この加熱ムラを防ぐための方法が2つあります。まず、電子レンジの加熱ムラを防ぐには置き方に気をつけなければなりません。

電子レンジにはターンテーブルタイプとフラットタイプの2種類があります。ターンテーブルタイプの場合、温めたいものを真ん中に置く人が多いはず。しかし、これが間違いなのです。ターンテーブルの端に置くのが正解です。

実際、コップの水を電子レンジのターンテーブルの真ん中と端に置いた場合で、それぞれ1分加熱してみます。すると、真ん中に置いた場合が50.9度だった一方、端は60.5度まで温められていました。


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レンジ加熱ムラの理由は四角い容器

置く場所でこんなにも温度が違うのは、電子レンジのマイクロ波の発射口の位置が関係しています。マイクロ波の発射口は電子レンジの左右の側面。壁の反射も利用しているため、壁に近いほうが効果的に温まるのです。

さらに、加熱ムラの防ぐ解決法が容器の形。四角い容器の場合、角の部分ばかり温まる傾向があります。器に角があると、マイクロ波同士がぶつかって急速に加熱されてしまうのです。

実際、凍らせたカレーを入れた丸い容器と四角い容器を電子レンジで解凍すると、丸い容器はまんべんなく温められている一方、四角い容器は角ばかり温まってしまって中心はまだ冷たいままでした。電子レンジの加熱ムラを防ぐには丸い容器を使うようにするのが正解です。

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