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エコノミークラス症候群は旅の行数日後にも発症

ゴールデンウィークや夏休みシーズンは、長時間の旅行が多くなる季節。それにともなって増えるのがエコノミークラス症候群です。長時間のフライトのあと、急に胸が苦しくなって呼吸困難に陥ります。そして、エコノミークラス症候群はときに死に至る病気なのです。



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エコノミークラス症候群は旅の行数日後にも発症


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エコノミークラス症候群の正式病名

エコノミークラス症候群は旅行者血栓症とも呼ばれる症状。実際はエコノミークラスに限らず、ビジネスクラスやファーストクラスの乗客でもおこっていることが判明しています。

エコノミークラス症候群は飛行機だけでおきるとは限りません。新幹線の車中や長距離ドライブ時などにも同じ症状がみられることから、現在ではあえて旅行者血栓症と呼ばれています。

正式なエコノミークラス症候群の病名は「深部静脈血栓症」あるいは「肺血栓塞栓症」です。深部静脈とは足の内部静脈のこと。この部分にできた血栓が移動して、肺動脈を詰まらせることからエコノミークラス症候群はおこります。


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エコノミークラス症候群のリスク

一般的には、エコノミークラス症候群は高齢者に多いとされています。しかし、40~50代の中年層にも見られ、ときには10~20代の若者におこることもあります。

また、糖尿病をはじめとした生活習慣病も、エコノミークラス症候群にはリスクとなることがわかってきました。しかもエコノミークラス症候群は旅行時だけでなく、旅行後数日して同じ症状をおこすこともあります。

このようにエコノミークラス症候群は、エコノミークラスでの長時間フライトという狭い範囲をすでに超えているのが実状。長時間の旅行時とその前後には、誰もがエコノミークラス症候群に気をつける必要があるのでした。

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