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腸内環境が改善するインナーマッスルの鍛え方

じつは骨盤の奥にあるインナーマッスルである腸腰筋を鍛えると、便を押し出す力が付いて腸内環境が整えられます。実際、これは腸内細菌研究の世界的な権威が実践している方法です。さっそく、日常生活のちょい足しで実践できる腸内環境が改善するインナーマッスルの鍛え方を紹介しましょう。



腸内環境が改善するインナーマッスルの鍛え方


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腸内環境を改善するインナーマッスル

腸内細菌に関する研究の世界的権威が辨野義己先生。その休日の過ごし方に密着すると、腸内環境を改善するインナーマッスルの鍛え方がわかってきました。しかも、日常生活のちょい足しで実践できるのです。

辨野先生の休日の1日の始まりは、朝食前の愛犬との1時間半の散歩。一見、普通の散歩のように見えますが、なんと両手両足には合計6kgもの重りを装着しています。

そして、散歩中に必ず行うのが、右ひじと左ひざ、左ひじと右ひざが近づくように交互にひねる運動です。この運動によって、骨盤の奥にあるインナーマッスルである腸腰筋が鍛えられます。腸腰筋の筋トレの回数は、目安としては20回くらいでよいでしょう。


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腸腰筋が腸内環境を改善する第一歩

さらに、足を大きく開いて背筋を立てた状態でスクワットも行います。この開脚スクワットで押し上げる力をかけることで、インナーマッスルである腸腰筋が鍛えられるのです。

加えて公園のベンチでは腹筋を90回。続いて、横向きになっての足上げを100回。腸腰筋を鍛えるためのトレーニングが続いていました。

運動不足は弛緩性の便秘の原因になります。トイレに行ったあとになんとなく残っている気がするのは、インナーマッスルが鍛えられていないからです。腸の周りにある腸腰筋を鍛えて便を押し出す力を付けることが、腸内環境を改善するちょい足しメソッドなのです。


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腸内環境の改善には腹圧を高める

腸腰筋のほか、お腹をコルセットのように巻いている腹横筋や、骨盤の底を支える骨盤底筋を鍛えると腹圧が高まり、排便力がさらにアップ。便秘予防に効果的です。こうしたインナーマッスル強化が腸内環境の改善につながります。

腹圧を高めて腸内環境を改善するなら腹式呼吸が効果的です。腹式呼吸は鼻からゆっくり息を吸い込んで口から吐きます。お腹に手を当てて、お腹が動いているかを確認しながら20回ほど行いましょう。

なお、腹圧を高めることは、ぽっこりお腹の解消にも効果的。胴体の上部は肋骨で囲まれた胸郭、そして下部には骨盤という頑丈な構造ですが、その間に挟まれた腹部は背骨以外の骨格はありません。

ここで骨格の代わりに腹部を支えているのが腹圧。ここで腹圧が弱いと、腹部は上下から押しつぶされてぽっこりお腹となります。逆に腹圧が高まると、自然と背筋が伸びて内臓群もスリムに収まるようになり、お腹ぽっこりが解消するのです。

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