ビタミンCを効果的に摂るなら食後のデザート
ビタミンCが豊富なものといえば、やはり野菜や果物です。しかし、ビタミンCは摂り方によって体へ吸収される効果が大きく違っています。ビタミンCは上手に摂らないと、すぐにおしっこに出てしまうという厄介な特徴があるのです。『ためしてガッテン』で紹介されていました。
ビタミンCの効果的な摂り方を実験
ビタミンCの効果的な摂り方について大実験してみました。ビタミンC100㎎について、2つのグループのうち片方だけ、ある重要なコツをやってもらいます。そして、尿に出るビタミンCを測定するのです。尿にビタミンCが多く含まれているほど、体から出て無駄になっていることになります。
その結果、重要なコツをやったグループは6時間経過しても、ほとんど尿にビタミンCは出ていません。しかし、何もしないグループは1時間後から0.3nmol/mgと漏れ出てしまっています。6時間後でも0.1nmol/mgを計測しました。
このビタミンCを効果的に摂るための重要なコツとは、食後に摂ることです。空腹時にビタミンCを摂ると、すばやく吸収されます。
ビタミンCは食後に摂るのが効果的
それはそれでよいことと思われますが、私たちの体はそれほどビタミンCを保持できません。このため、余分に入ってきたビタミンCはすぐに尿として排出されてしまうのです。
しかし、食後にビタミンCを摂ると、食べたものと一緒にゆっくりと胃から腸へと進んでいきます。そして、腸でゆっくり吸収されることになるので、少しずつ使われたビタミンCの分だけ補えるというわけです。
このため、食後のデザートに果物を食べるのは非常に理に適っているということ。食後はビタミンCを効果的に摂るのによいタイミングです。サプリメントのビタミンCも、食後に摂ったほうが効果的といえます。
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