ブラジル体操で柔軟性と筋力が本当にアップした
運動前の準備体操として静的ストレッチが知られています。しかし、静的ストレッチは柔軟性を高めるものの、筋力を弱めてしまうのです。そこで注目したいのが動的ストレッチ。いわゆるブラジル体操です。『ためしてガッテン』で紹介されていました。
ブラジル体操は伝統的なストレッチ
ブラジルはいわずと知れた世界一のサッカー王国。そのブラジルサッカーでは以前から、新しいストレッチを行っています。あのネイマール選手も試合前には必ず行っているものです。
それが「アロンガメント・ジナミコ」。「ブラジル体操」としても知られる動的ストレッチと呼ばれるものです。
ブラジル体操とは負荷をかけずに、徐々に動かす範囲を広げていくストレッチ。ジーコやペレも行ってきた、伝統的なストレッチです。
ブラジル体操は関節を繰り返し動かす
従来までの静的ストレッチは、時間をかけて負荷を与えながら、筋肉自体を伸ばすもの。一方のブラジル体操は、可動範囲の8割程度で関節を繰り返し動かすものです。このブラジル体操によって、必要なときに筋肉がちゃんと伸びる状態を作ります。
実際に行った実験を見てみましょう。20~50代の男女に足を上げては下ろす動的ストレッチを2分間行ってもらい、柔軟性と筋力を測定してみました。
すると、柔軟性はストレッチ前に比べて平均で27%もアップ。さらに筋力は、垂直跳びのテストをしてところ、こちらも平均で20%以上もアップしたのです。
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