関節痛が改善!やせるインナーマッスル健康法
加齢とともに増えるのが「関節痛」。関節痛はさまざまな原因からおこりますが、その多くはインナーマッスルを鍛えることで解決します。正しい体の使い方を学べば、自然とインナーマッスルが鍛えられ、関節痛の予防や改善、さらにはダイエット効果まで得られるのです。『主治医が見つかる診療所』で紹介されていました。
正しい姿勢が関節痛を改善する
スポーツ・栄養クリニックの院長を務める武田淳也医師は、ピラティスをベースにした正しい姿勢と体の使い方を身につける独自のプログラムを考案。関節痛が改善するインナーマッスル健康法を詳しく見ていきましょう。
午前5時30分、武田医師の朝はジョギングから始まりました。週に2~3回、約30分のジョギングを行っています。ポイントは人とおしゃべりができるくらいのスピードで走ることです。
10分ほど走って自宅近くの公園に到着。武田医師はおもむろにスキップを始めました。このスキップ、骨盤底筋にすごくいいのだとか。
飛び跳ねる動きが子宮や膀胱など下腹部の臓器を支えるインナーマッスルである骨盤底筋を鍛えるのです。このスキップをジョギングやウォーキング中に、ときどき意識して行うようにするだけでも効果があります。
関節痛の予防効果のある食材とは?
カラダが十分に温まったところで武田医師が行うのが、階段の1段飛ばしです。加齢とともに大腰筋が衰えてくると足を上げらなくなり、つまづきの原因になってしまいます。1段飛ばして上ると、普通に1段ずつ上るよりひざが自然と高く上がるため、よりインナーマッスルが鍛えられるのです。
午前7時、朝食の時間。メニューは焼き鮭に雑穀米と味噌汁、オクラのお浸しです。そして、朝に必ず食べているのが納豆。納豆は整形外科医がよく使う薬でいうとビタミンK。ビタミンKは骨粗しょう症の薬です。
実際、納豆の消費量と足の付け根にあたる大腿骨頸部の骨折が多い地域を照らし合わせてみると、納豆の消費が多い地域ほど骨折の発生率が低いのだとか。逆に、納豆の消費量が少ないところほど、発生率が高いのです。骨を強くする納豆は朝食には欠かせません。
このほか、関節痛の予防効果があるコンドロイチンが豊富に含まれているオクラや山芋も、積極的に食べるようにしているといいます。
インナーマッスルが正しい姿勢を作る
イスに座ると、つい背もたれに寄りかかり猫背になってしまいがちです。その一番の原因は骨盤が後ろに倒れてしまっていること。インナーマッスルを鍛えて正しい姿勢を獲得しましょう。関節痛の予防になります。
まずバスタオルを用意して、ヨコ30cm×タテ10cm程度にたたんでください。それをイスに置き、お尻の骨にタオルが当たるように座ります。そして、お腹を引っ込めて背筋を伸ばした状態をキープするのです。これで骨盤が床に対して自然と垂直になります。この姿勢で15秒間キープするのです。
立った状態でのインナーマッスル運動も紹介します。まずは両足を軽く開いたら、腰骨の出っ張りと恥骨を結んだ面が地面と垂直にんるように調整。これで骨盤が正しい位置になるのです。
こここら鼻から息を吸いながらゆっくり片足を前方に、息を吐きながらその足を後方に上げてください。これを片足につき3セットほど行いましょう。これらを日常生活のあいだに少し行うだけでインナーマッスルを鍛えられ、正しい姿勢と体の使い方を身につけることができます。そしてそれが、関節痛の予防に効果を発揮するだけでなく、ダイエット効果につながるのです。
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