ナイス!シニア
40代からの医療情報…現役看護師が監修

プリン体より注意すべき食品とは? – ためしてガッテン

尿酸値が基準値を超えている「高尿酸血症」は、動脈硬化や心筋梗塞など命に関わる病気を引き起こす「病気」です。そして尿酸値対策は、プリン体が多く含まれている食品に注意するだけでは足りません。正しい尿酸値対策を見ていきましょう。



スポンサーリンク
pee6

まず1つは「果糖は控えめ」ということ。果物にも果糖が含まれていますが、お菓子に使われている量と比べると少量です。1日1回、果物を食べるくらいならあまり問題はありません。

2つめは「アルコールは控えめ」ということ。じつは果糖と同様に、アルコールを分解する過程で尿酸が生産されてしまうのです。アルコールの飲みすぎは、尿酸値を上げることにつながります。

3つめは「ダイエット」。肥満であると、尿酸を排泄する能力自体が低下することになるのです。ダイエットして減量することが、尿酸値を下げる早道といわれています。

じつは、プリン体が含まれる食品から尿酸になるのは4分の1くらい。残りの4分の3は、自身の細胞の新陳代謝やエネルギーの燃えかすからできるのです。じつは尿酸の4分の3は、食品に含まれるプリン体はあまり関係ありません。

尿酸値を下げるためには、食事のプリン体を1日400mgまでにコントロールするだけではなく、果糖・アルコール・ダイエットにも気を配らなければならないのです。

最近では「フェブキソスタット」という新薬も登場しています。この薬は、体の中で尿酸を作るのを抑えるもの。尿酸値対策としては、40年ぶりの新薬となります。日本で開発されたものですが、いまや世界中で使われているほどです。

この薬の利点は「副作用が少ないこと」と「腎臓が少し悪くても服用可能」ということ。そして「効果が強くて安定」していることも利点に挙げられます。1日1回飲むだけで、尿酸をコントロールできます。

この記事をシェアする


あわせて読みたい記事