夜間頻尿の原因は心臓の機能低下かもしれない
40歳以上の女性の半数が悩んでいるという、頻尿や尿漏れなどの尿トラブル。なかでも、昼間は大丈夫なのに夜だけ尿が頻回になる夜間頻尿は、心臓の機能低下に原因があるかもしれません。『ジョブチューン』の「医者ぶっちゃけSP」で取り上げられていました。
夜間頻尿の原因は心臓の機能低下
心臓は、酸素を含んだ血液や栄養を全身に送り出すポンプの働きをしています。ポンプの働きが低下して、全身に血液を十分に送り出すことができなくなった状態が心不全。簡単にいえば心不全とは、心臓が弱った状態のことです。
一方で尿は、腎臓で生産される液体状の排泄物。血液中の水分や不要物、老廃物から構成されています。ここで心臓のポンプ機能が正常ならば、立っていても腎臓に十分な血液が流れ込みます。
しかし、心不全でポンプ機能が低下すると腎臓の血流が減少。日中に下半身に水分が溜まってしまいます。こうして溜まった水分は、夜に横になると血液の中に戻って心臓まで回遊。腎臓への血流も増加して、体がどんどん尿を生成します。こうして心臓の機能低下が夜間頻尿の原因になるわけです。
夜間頻尿の解消にお風呂が効果的
なお、加齢とともに足に余計な水分が溜まりやすくなる傾向もあります。この場合も、昼間に溜まっていた余計な水分が寝ている間に血流として心臓へ戻って夜間頻尿になることもあるのです。
この場合の夜間頻尿の解消には、お風呂が効果的。湯船に体を浸けると水圧によって足に溜まっていた水分が心臓へ戻りやすくなるからです。
余分な水分が尿として外に出されるには2~3時間かかります。このため、就寝4時間くらい前までに入浴して湯船に浸かれば、足に溜まった水分を寝る前に尿として出すことが可能。夜間頻尿を解消できます。
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