食中毒の予防にはハンバーグよりレアステーキ
食中毒を予防したいなら、同じ牛肉でも「レアステーキ」と「ハンバーグ」のどちらを選ぶのが正解でしょう? じつは食中毒の予防にはレアステーキが正解。ハンバーグのほうが食中毒の危険が高いのです。『世界一受けたい授業』の「知らなきゃ怖い!食中毒」で紹介されていました。
食中毒が予防できるかの分かれ道
患者が死に至る危険もあるのが食中毒菌です。なかでも「O157」は、腸管出血性大腸菌と呼ばれる細菌群の代表的な細菌です。
この菌が付いた食品を食べると、平均4日から8日くらいで発熱や激しい腹痛、水溶性の下痢、血便、吐き気、おう吐などの症状が現れます。
そして、食中毒を予防するために知っておきたいのは、この食中毒菌の多くは牛肉を切った断面に存在していること。これを知っているかいないかが、食中毒が予防できるかどうかの分かれ道なのです。
食中毒を予防するならステーキを選ぶ
ステーキの場合、たいていはカットした面を焼きます。このため食中毒菌が死滅することがほとんど。カットした面を「75度以上で1分以上加熱」すれば、菌は死滅してしまうのです。
ところが、ハンバーグで使用するのはひき肉。細かく切断されているため肉の断面が多く、内部まで食中毒菌が混ざってしまいます。このため、ハンバーグをしっかり焼いたつもりでも、中が生焼けだったりすると食中毒をおこす危険性が高いのです。
このように、食中毒を予防するなら肉の断面がわかりやすく、確実に焼くことができるステーキを選ぶのが正解。たとえレアステーキであっても、断面はしっかり焼かれるので、食中毒が予防できるのです。
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