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食中毒の原因!ホタテの黒い部分は食べちゃダメ

生のホタテ貝で食べてはいけないのは、黒い部分とピンクの部分のどちらでしょう? ホタテ貝で生で食べてはいけないのは黒い部分です。食中毒の原因となるため、絶対に生では食べてはいけません。『世界一受けたい授業』の「知らなきゃ怖い!食中毒」で紹介されていました。



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食中毒の原因!ホタテの黒い部分は食べちゃダメ


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食中毒の原因になるホタテのウロ

ホタテの黒い部分は通常、ウロと呼ばれている部位。海水からプランクトンを取り込んで、毒素をため込みます。誤って食べてしまうと、食後30分ほどで舌や唇がしびれるなどの症状が現れ、呼吸困難で12時間以内に死亡した例もあるほどです。

つまり、ホタテの黒い部分は食中毒の原因。ウロは絶対に生で食べないでください。また、加熱したとしてもおすすめはできません。

食中毒の原因で意外な盲点が、作り置きカレーです。多くの家庭では、多めに作ったカレーを翌日も食べることが多いでしょう。しかし、時間の経過した大きな鍋料理はウェルシュ菌が増殖し、集団食中毒の原因にもなりかねません。

食中毒の原因となる細菌は、通常は加熱すれば死滅するもの。しかしウェルシュ菌は「芽胞」と呼ばれる形態となって身を守ります。そして、45度くらいに下がると一気に増殖するのです。カレーは鍋に放置せずに、すばやく冷やせるように底の浅い容器に小分け。すぐに冷蔵庫に入れて菌の増殖を防ぎます。


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食中毒の原因に未成熟のじゃがいも

このほか未成熟で小さかったり、長期保存で緑に変色したりしたじゃがいもは、けっして食べてはいけません。これらに含まれる毒素のソラニンは頭痛・おう吐・腹痛などを引き起こす食中毒の原因になります。

実際に、小学生が自分たちが育てたじゃがいもを食べて、食中毒になったこともあります。これは、未成熟じゃがいもを調理実習で食べてしまったためです。

熱で死滅する細菌とは違って、ソラニンは加熱しても分解しづらいという特徴を持っています。このため未成熟のじゃがいもや緑色に変色したじゃがいもは、いかなる調理方法でも絶対に食べないでください。

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