転倒予防の動的ストレッチで柔軟性が大幅アップ
転倒の危険性が高い人を見つけるテストが「2ステップテスト」。なんと転倒予防の動的ストレッチを2週間ほど行っただけで、このテスト結果が大幅改善しました。さっそく、そのストレッチのやり方を詳しく紹介します。2月18日放送『ためしてガッテン』で紹介されていました。
転倒予防ストレッチで柔軟性アップ
大きく2歩、歩くことで下半身の柔軟性がチェックできる2ステップテスト。目安は2歩の歩幅が、身長の1.25倍。身長160cmの人ならば200cm、つまり2mとなります。それ未満だと、転倒の危険が高いと判定できます。
身長150cmという83歳の女性の場合、2ステップテストは188cm以上が目安。しかし、実際にテストしてみると182cm。危険ゾーンに入っていました。実際、この女性は数年前からつまずくことが増えてきたといいます。
この女性に転倒予防の動的ストレッチを実践。毎日、左右10回ずつ行いました。そして2週間後、再び2ステップテストを実施したのです。すると、測定結果は209cm。一気に27cmも伸びたのです。本人ももものあたりに筋肉がついた印象があるとか。踏ん張りが効くようになったといいます。
転倒予防の動的ストレッチのやり方
さっそく転倒予防の動的ストレッチのやり方を紹介しましょう。まずは壁やイスなどの脇に立ってください。イスや壁に手を添えて、体をしっかり支えます。
この姿勢から、イスや壁とは反対側の足をももから軽く揚げるのです。1回目はももと床が並行になるくらい、2回目はもうちょっと上までと、だんだん動かす範囲を広げていきます。
4回目くらいで一番高くなったらそのまま継続。そして、リズムに乗ってきたら、足を後ろまで引いて振り子のように動かし始めるのです。
しっかり動かせていれば、上げている足の付け根も効いてきますし、支えている足の付け根も効いてきます。この動きを左右で10回ずつ、1日1回行ってください。柔軟性がアップするだけでなく筋力もアップ。踏ん張りが効くようになって、転倒予防につながるのです。
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