「尿漏れ」予防に「骨盤底筋体操」が効果的
女性のて7人に1人が悩んでいるという「尿漏れ」。それを予防・改善するとっておきの体操が「骨盤底筋体操」です。ちなみに、ちょっと力が入ると「尿漏れ」をおこすのは「腹圧性尿失禁」が正式名称。せき・くしゃみ・大笑いなどお腹に力がかかったときに尿が漏れる症状です。出産とも関係があり、出産経験のある人の4割が尿漏れを経験しています。
骨盤底筋体操で尿トラブルを解消
これは「骨盤底筋」と呼ばれるインナーマッスルがゆるんで、締まりが悪くなってしまうことが原因のひとつ。骨盤底筋とは、膀胱・子宮・直腸などの臓器を下から支える筋肉のこと。この筋肉の衰えが尿トラブルの原因です。骨盤底筋がゆるむと尿道を抑える力が弱まり、少しずつ尿が漏れ出します。
そこで紹介するのが、尿漏れの予防・改善に効果のある「骨盤底筋体操」です。ペットボトルを股下にはさみ、肛門を締めるようにしてつぶします。ゆるんだ骨盤底筋に効果アリです。
具体的には、2リットルの空のペットボトルを股にはさみます。内股を引き上げるような感じで力を入れて、グーッと腕を挙げていくのです。ペットボトルが「パコッ」というまで行います。そして、力を抜きながら両腕を下げていって終了です。できれば1日10回を目標に行ってください。
【骨盤底筋体操】
- 空のペットボトルを股にはさむ
- 腕を挙げながら内股を引き上げる
- ペットボトルがつぶれるまで上げる
- 力を抜きながら両手を下げていく
- これを1日10回ほど繰り返し行う
手を挙げるときに太ももに力を入れて、ペットボトルを壊すようにして、お尻もギューッと締めることがコツ。手を挙げるときは息を吸いながら、下ろすときは力を抜きながら息を吐きます。体調を考えながら、無理せず行いましょう。
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