ドローインの効果はインナーマッスルに現れる
ドローインは「息を吸う・引っ込める」という意味の英語。この息を吸ってお腹を大きく引っ込めるドローイン効果だけで、激しい運動ナシで痩せられます。ドローインの効果が現れるのは腹横筋というインナーマッスル。このため、ドローインの効果で下腹部をへこませることができるのです。
ドローイン効果は1日10回で現れる
さっそくドローインの方法です。呼吸の仕方としては、常にお腹をへこませた状態で呼吸を行う胸式呼吸に近いでしょう。立った状態、または仰向けに寝た状態で行います。仰向けの場合は足を骨盤の幅程度に広げ、膝を90度ぐらいに曲げて行ってください。
まず背筋を伸ばして胸を張り、息を大きくゆっくり吸い込みます。お腹はへこませたまま、胸を膨らませるようにたくさん息を吸い込んでください。そして息をゆっくり吐きながら、さらにお腹をへこませます。このとき、肛門を締めるイメージでお尻にも力を入れると効果的です。
お腹をへこませたまま、浅い呼吸をできるだけ長くできるようにがんばりましょう。お腹をへこましている時間を20秒、30秒と徐々に延ばしていきます。最終的には、ドローインを30秒キープして休憩30秒を交互に行ってください。1日10回ほど行えば、ドローイン効果が現れるはずです。
ドローインの効果は丹田でアップ
ドローインの効果は、息を吐くときに気の集まる場所とされている「丹田」を意識するとアップします。丹田はへその5~9cmほど下にあり、丹田に向かって腹圧をかけるように、お腹をへこますようにするとよいでしょう。下腹部のシェイプアップがさらに効果が期待できます。
ドローインは姿勢を選ばずできるダイエット法なので、イスに座っている状態や、体育座りやあぐらをかいた状態でもOKです。そのときも、丹田に向かってお腹をへこますイメージを持つことを忘れないでください。
運動が苦手な人でも、お腹をへこませて呼吸をするだけのドローイン効果を実感できるはず。ちょっと空いた時間にできるのが魅力です。何かをしながらもでもドローイン効果は変わらないので、毎日続けやすいでしょう。
ドローイン効果で鍛えられる腹横筋
ドローイン効果で鍛えられるのは、インナーマッスルのひとつである腹横筋。腹横筋というのは、お腹を取り巻く筋肉の中でもっとも内臓側にあるインナーマッスルです。
お腹をコルセットのように覆っている広い筋肉で、なおかつお腹をへこませることができる唯一の筋肉でもあります。このため、ドローインの効果は下腹部をへこませることも期待できるのです。
また、腹横筋が強化されると体幹が安定しやすく、腰への負担を軽減するという副次的な効果もあります。ドローイン効果はそのためお腹まわりの引き締めだけでなく、腰痛の改善にも効果が期待できるのです。
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