記憶力アップには週3回の有酸素運動が効果的
自分のよく知るルート上の場所に記憶したいものを置いていけば、誰でも劇的に記憶力をアップできます。加えて、記憶力を鍛えるトレーニングもあります。週3回の有酸素運動が記憶力をアップさせるのです。『ためしてガッテン』の「記憶力で東大生に勝つ!」で紹介されていました。
記憶力アップの秘訣は場所細胞
記憶力アップの秘訣は、自宅の間取りや自分のよく知るルート上に記憶したいものを、なるべく大げさに配置することです。場所は動物にとって生死に関わる重要な記憶。その記憶を司る場所細胞は、その場所に行くと勝手に思い出させてくれる機能を持っているからです。
ここで、ロンドンのタクシー運転手の場所細胞を調べたデータがあります。場所細胞が集まっている後部海馬の体積が、勤続年数でどのように違っているかというもの。そのデータによると、クシー運転手を続ければ続けるほど、場所細胞の体積が増えているといたのです。
タクシー運転手は何千何万という道をどんどん覚えていることが影響しています。つまり、場所細胞は使うことにより発達すると考えられるというわけ。歳を重ねても、場所細胞は増やすことができるのです。
有酸素運動で記憶力はアップ
世界記憶力選手権の史上最年長の世界チャンピオンであるグンター・カールステンさんによれば「体力では若者にはかないませんが、記憶力は違います。記憶力は70歳、80歳になっても、若者と競争できる」といいます。
そんな記憶力世界チャンピオンが行っている大切な脳トレがあります。それがサイクリングとジョギング。つまり有酸素運動です。チャンピオンは記憶トレーニングのうちの半分を運動に当てているとか。どの年代にとっても、記憶力には有酸素運動が一番効果があるとのことです。
2011年に驚くべき研究成果が発表されています。平均年齢68歳の人たちが有酸素運動をしなかった場合、1年間で海馬の大きさは右下がりに減少。しかし、週に3回40分の運動をした場合には、1年間で2%海馬の大きさが増えていました。週3回の有酸素運動で記憶力はアップするのです。
■『ためしてガッテン』
【記憶力で東大生に勝つ!】
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