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糖質をゼロに無理にチャレンジする必要はない

糖質制限に夢中になると、ついには糖質を完全にゼロにしたくなるもの。しかし、糖質制限であえて糖質をゼロにする必要はまったくありません。むしろ、糖質ゼロにしたときのリスクに注意する必要があります。糖質ゼロのリスクを詳しく見ていきましょう。『ガッテン』で紹介されていました。



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糖質をゼロに無理にチャレンジする必要はない


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糖質をゼロにするとケトン体が発生

糖質制限で糖質をゼロにすると、リスクがあります。私たちの細胞はエネルギーや糖質が不足してくると、第3のエネルギーとしてケトン体という物質を使うようになるからです。

ケトン体とは、糖と脂肪に続く第3のエネルギー源のこと。体の中で糖が少なくなってくると脂肪がエネルギー源となります。ただし、脳には関門があって、脂肪をエネルギー源にすることができないのです。

糖もなくて脂肪も通れないというとき、脂肪から生み出されるのがケトン体。ケトン体はすんなりと脳の関門を通過。脳のエネルギーになってくれるというスグレモノです。


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糖質ゼロにしなくても痩せられる

ただし、ケトン体は脳細胞に対してはメリットがあるというデータが出ている一方で、血管に対して障害を与えるという論文がいくつか発表されています。このため、ケトン体が長期間出たときの安全性はまだはっきりしていません。

これが糖質制限で糖質をゼロにすることのリスクです。実際には、無理に糖質ゼロにしなくても十分に痩せられることはわかっているので、あえて糖質ゼロにする理由はとくにありません。

このため、糖質制限ダイエットは糖質ゼロではなく、3分の1から半分程度に抑えるゆるやかな糖質制限が基本。そして、糖質を減らしたぶん、タンパク質と脂質をしっかり食べるようにするのです。すると、失敗せずに無理なくダイエットできます。

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