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歯周病と糖尿病の「負の連鎖」のメカニズム

じつは歯周病の原因である「歯周病菌」が近年、体のさまざまな悪影響を及ぼすことがわかってきました。歯周病菌は、炎症をおこした歯茎から血管へと侵入します。侵入した歯周病菌が、じつは「成人病」を招くのです。2月16日『駆け込みドクター!』の「歯の三大トラブル徹底検査SP」で紹介されていました。



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歯周病菌が原因で脳梗塞

そのひとつが「脳梗塞」。歯周病菌が原因で血管に炎症がおこり、動脈硬化を引き起こします。その血管が脳の血管なら脳梗塞となるわけです。実際、歯周病患者は、そうでない人の「2.8倍」も脳梗塞になりやすいといわれています。

さらには「2型糖尿病」を悪化させることも…。じつは、密接に関係している歯周病と糖尿病。歯周病の人は糖尿病に、糖尿病の人は歯周病になりやすい…といわれています。


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歯周病は糖尿病の合併症

これは、歯周病に含まれる「エンドトキシン」という物質が、インスリンの働きをコントロールするすい臓に悪影響を与えるため。インスリンの働き低下によって血糖値が上がっていまって糖尿病となるわけです。そして、糖尿病による免疫力や治癒力の低下が、さらなる歯周病を招くという「負の連鎖」がおきてしまいます。

もともとは、歯周病は糖尿病の合併症のひとつといわれていました。糖尿病になると、歯周病になりやすく、悪化しやすいと考えられていたのです。それが近年、歯周病があると糖尿病が発症しやすくなったり、悪化しやすいという研究が出てきたというわけ。現在では相互に関係し合っていると考えられています。

■2月16日放送『駆け込みドクター!』
【歯の三大トラブル徹底検査SP】

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