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睡眠の質は就寝後3時間の深い眠りで決まる

人間は睡眠中に「脳と体と心」を修復しています。「睡眠の質」が悪いとその修復が不十分になり、体にさまざまな支障をきたします。そこで、睡眠の質を高めるためのテクニックを紹介しましょう。睡眠の質は就寝後3時間の深い眠りで決まるのです。『駆け込みドクター!』で紹介されていました。



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睡眠の質は就寝後3時間の深い眠りで決まる


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就寝後の3時間にノンレム睡眠

人は睡眠中に「浅い眠り」と「深い眠り」を交互に繰り返しています。浅い眠りは「レム睡眠」。体は休んでいますが、脳は活動している状態です。夢はレム睡眠のときに見ます。

深い眠りは「ノンレム睡眠」。1日の中で脳が唯一、休めるタイミングです。このときに免疫力を高めたり、傷ついた細胞の修復などを行っています。

このノンレム睡眠は、就寝後の3時間に多く出るもの。そのあいだに体を修復したり、脳を修復したりしているのです。後半の睡眠はレム睡眠がメイン。おもに心のメンテナンスを行っています。


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睡眠の質はノンレム睡眠で決まる

基本的に、人間は起きているあいだは体は壊れていきます。それを修復してくれるのが睡眠です。そして、レム睡眠が「心」、ノンレム睡眠が「脳」と「体」のメンテナンスを行っています。しっかり眠れていないと、体と脳、そして心が再生されていないことになるのです。

そして「睡眠の質」は、深い眠りをとれるかどうかで決まります。すなわち、就寝後の3時間以内におこるノンレム睡眠がしっかりとれるかが重要です。睡眠の質が悪くて深いノンレム睡眠がとれないと、脳の体の修復が不十分になり、体にさまざまな支障をきたします。

また、眠くなるまで寝床に入ってはいけません。あまり眠くないのに無理やり布団に入って寝ようとすると、仮に寝たとしても眠りが浅くなるなど、睡眠の質が悪くなってしまうのです。


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睡眠の質を悪くする原因はスマートフォン

寝床に入って30分で眠れないときは、いったん布団から出てしまいましょう。暗い部屋で音楽を聴くなどリラックスして、眠くなってきてから布団に入るようにします。そのほうが睡眠の質は上がるのです。

睡眠の質を悪くする原因にスマートフォンがあります。スマートフォン・テレビ・パソコンからはブルーライトを放出。長時間見ていると、睡眠を促す「メラトニン」というホルモンの分泌が抑制されてしまうのです。スマートフォンやパソコンは就寝の1時間前までにやめるようにしましょう。

ちなみに、長生きできる睡眠時間は「7時間」だとか。死亡率を睡眠時間で比較すると、7時間の死亡率が一番低いのです。なお、4時間睡眠の人は7時間睡眠の人と比べて死亡率が「1.6倍」、10時間睡眠の人は「1.7~1.9倍」。寝不足や寝すぎは死亡率を上げてしまいます。

■8月3日放送『駆け込みドクター!』
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