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子どもの寝不足は10年後に肥満となって現れる

寝不足は集中力の低下や肌の老化を早めるだけでなく、なんと肥満を引き起こすことが判明しました。寝不足だと食欲を抑制するホルモンが減少するほか、食欲を増進させるホルモンが増加するのだとか。しかも子どもの寝不足は10年後に肥満となって現れるのです。『駆け込みドクター!』で紹介されていました。



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寝不足が肥満の原因になる!?しかも子どもが危険


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子どもの寝不足も肥満の原因になる

寝不足が肥満の原因となることを突き止めたのはアメリカのスタンフォード大学です。研究によると、睡眠時間が短い人ほど食欲を増進させるホルモン「グレリン」が増えるとのこと。睡眠時間が4時間半の人は、8時間の人に比べて30%もグレリンが増えていたのです。

それだけではありません、睡眠時間が短い人ほど満腹感を与えて食欲を抑制するホルモン「レプチン」が減少していました。睡眠時間が6時間の人は、9時間の人に比べてレプチンが20%近く減っていたのです。

寝不足だと食欲がモリモリになるだけでなく、なかなか満腹感を得られずについ食べ過ぎてしまうことになります。つまり、寝不足は二重の意味で肥満の原因になるというわけです。

しかも、恐ろしいのはこれが大人に限った話ではないということ。なんと子どもの寝不足も肥満の原因となり、それが10年後に現れるというのです。


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子どもの寝不足と10年後の肥満率

子どもの寝不足と肥満の関係を明らかにしたのはアメリカのミシガン大学。調査結果では、睡眠時間が短い9歳児は12歳になった時点で肥満になりやすいというのです。

10時間以上の睡眠をとっていた9歳児のうち、12歳になって肥満になったのは「12%」。それが9時間以下の睡眠だった9歳児は「22%」が肥満になったのです。数字としては倍の数が肥満になったということです。

また、3歳児の睡眠について調べたこんなデータもあります。「9時間未満」と「10時間以上」に分けて、10年後の体型を計測したところ、睡眠時間が9時間未満の3歳児のほうが「1.6倍」も肥満率が高かったのです。

■8月3日放送『駆け込みドクター!』
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