ナイス!シニア
40代からの医療情報…現役看護師が監修

内臓下垂の見分け方とぽっこりお腹の解消法は?

加齢とともにウエスト周りにお肉が付いてしまう「ぽっこりお腹」。ぽっこりお腹はじつは臓器が全体的に下がってしまった「内臓下垂」におもな原因があるのを知っていましたか? 逆に臓器を支える筋力を強化すれば、ぽっこりお腹はビックリするくらい簡単に解消できるのです。内臓下垂の見分け方とぽっこりお腹の解消法を紹介します。



スポンサーリンク
ぽっこりお腹を解消する「内臓下垂」の治し方


スポンサーリンク

内臓下垂の見分け方を知らないと気づけない

ぽっこりお腹の原因は「内臓下垂」と、それを包み込む腹腔内に蓄積された「内臓脂肪」です。

とくに「内臓下垂」は、内臓を支えるインナーマッスルの筋力低下によって、胃や腸が本来の位置から骨盤のところまで落ちてしまっている状態。内臓下垂によってお腹の臓器が全体的に下に寄ってしまうため、どうしてもウエスト周りが太くなってしまっているのです。内臓下垂の見分け方を知らないと、このポッコリお腹の原因に気づけません。

一方の「内臓脂肪」は、皮下脂肪と対となる体脂肪のこと。皮下脂肪と違って、内臓脂肪は食べ過ぎると増えるし、少し運動すれば落ちるという性質を持っています。このため、落とす気になればすぐに落ちる脂肪です。

内臓下垂がぽっこりお腹の原因


スポンサーリンク

内臓下垂の見分け方は膨れる位置

ぽっこりお腹の原因となる内臓下垂の見分け方に、まず食後にお腹が膨れる位置があります。文字どおり、内臓が下がった状態なので、胃の位置もやや下がり気味。それ以外の臓器も骨盤に溜まっているような状態です。胃の正しい位置はみぞおちのあたり。お腹が膨れる位置がみぞおちより下の場合は内臓下垂の可能性があります。

内臓下垂の見分け方には、空腹時でも下腹部がへこまないこともあります。骨盤に溜まった内臓が下腹部を太くしているため、内臓の内容物が減っても下腹部がへこまないのです。空腹で「お腹と背中がくっつく」ような状態にならなくなったら、内臓下垂を疑ったほうよいでしょう。

加えて、お昼どきや夕方になってもお腹が空かなくなってきたら内臓下垂の見分け方の危険サイン。基礎代謝が落ちて、消費カロリーが摂取カロリーを上回らなくなっています。余ったカロリーが行きつく先は内臓脂肪。このあとは内臓下垂からぽっこりお腹へ一直線です。


スポンサーリンク

内臓下垂の見分け方で判明した原因を解消

内臓下垂の見分け方でぽっこりお腹の原因が判明したら、今度はその解消法を考えます。内臓下垂は腹筋のインナーマッスルの筋力低下によっておこるもの。ここで腹筋は表層から「腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋」という筋肉の構成です。

このうち、腹筋のインナーマッスルは内腹斜筋と腹横筋。どちらも手で触れることができない深層にあります。なかでも、内臓下垂の解消で重要な役割を果たすのが腹横筋。腹横筋はお腹を着物の帯のように囲っている筋肉です。

この腹横筋がコルセットのように腹腔を安定させることで、内臓は正しい位置に留まることができています。だからこそ、内臓下垂の見分け方で判明したぽっこりお腹の原因解消のためのトレーニングのターゲットとなるのは腹筋のインナーマッスルなのです。

内臓下垂の治し方には腹横筋


スポンサーリンク

内臓下垂の見分け方で解消方法が変わる

内臓下垂の見分け方でぽっこりお腹の原因が判明した今、ぽっこりお腹を解消しようと腹筋運動だけをするのは間違いであることは自明の理です。内臓脂肪の燃焼には多少の効果を発揮するでしょうが、内臓下垂を治す腹筋のインナーマッスル強化には結び付きません。

腹筋のインナーマッスルを鍛える方法は、普通の筋トレとはちょっと違います。それは「息を吐き切ってできる限りお腹を凹ませた状態をキープ」することで強化されるのです。時間にして30秒ほどでOK。これを気が向いたときにやるだけで効果が現れます。

イスに座ってやるなら、骨盤を寝かすように意識するとよいでしょう。お腹をやや後ろに引いた状態です。下腹部、お腹の中段、胃のあたりを自分で触ってみて、固くなっていることを確認してください。


スポンサーリンク

内臓下垂の見分け方で判明原因をスピード解消

初めのうちは、息を止めて行うので30秒くらいが限界でしょう。慣れてきたら、お腹を凹ませたまま呼吸するようにしてください。すると、キープする時間を1分くらいまで伸ばすことができます。そうすることで、ぽっこりお腹を解消するインナーマッスルがますます強化されるのです。

さらに腹筋のインナーマッスルを強化したい人は、お風呂で体を洗うときにお腹を凹ませましょう。体を洗うときは上体をねじったり折り曲げたりと、腹筋にさまざまな方向から負荷がかかります。このときにお腹を凹めることで、効果がアップするのです。

やってみるとわかりますが、立って行うよりもかなり負荷の高いトレーニングになります。内臓下垂の見分け方で判明した原因をスピード解消したい人は、ぜひトライしてみてください。


スポンサーリンク

内臓下垂の見分け方で判明原因を徹底鍛錬

内臓下垂の見分け方で判明した原因を治すためにインナーマッスルをもっと早く徹底的に鍛える、より負荷の高いトレーニング方法があります。お風呂でお腹をへこませた状態をキープしながら、上半身をさまざまな方向に動かすのです。

イスに浅めに座って背筋を伸ばしたら、腰に手を当てて胸だけを左右に動かして20往復。次に、胸を前後に動かして20往復します。そして、胸を前・右・後ろ・左と時計回りに2回転したら、反時計回りに2回転させてください。

今度は、上半身を左右に倒す動きを20往復します。最後は、背骨を軸に上半身をひねって20往復したら終わりです。お風呂で体を洗ったあとなどに、風呂用のイスに座って行うとよいでしょう。

■「インナーマッスルでやせる」おすすめ記事
フラダンスで15kg減!インナーマッスル効果
関節痛が改善!やせるインナーマッスル健康法

■「インナーマッスル」おすすめ記事
大腰筋を鍛える「歩幅1.5倍」ウォーキング
高齢者もイスに座って実践!インナーマッスルの鍛え方
掃除しながら尿漏れ予防「骨盤底筋」鍛え方
ひざ痛が解消!イスに座って簡単ストレッチ
高齢者もOK!インナーマッスルを強化する体操
認知症が改善!インナーマッスルで脳が活性化

この記事をシェアする


あわせて読みたい記事



目次