夜間頻尿は水分取りすぎと足のむくみに注意する
尿トラブルに悩んでいる人はたくさんいます。日本排尿機能学会の資料によると、もっとも多いのが「夜間頻尿」で4482万人、次いで「昼間頻尿」が3317万人、「尿の勢いが低下」が1745万人、「残尿感」が1167万人と続きます。『みんなの家庭の医学』で紹介されていました。
夜間頻尿がある人は生存率が低い
尿トラブルでもっとも多いのは夜間頻尿。推定患者数は4500万人にも上っており、生活に支障が出て困る人が多いのが特徴。とくに年を取ってくると増えてくるのが、昼間は頻尿ではないけど、夜だけ頻尿というパターンです。
そして、夜間頻尿には夜起きたときに転んで、骨折するなどの危険があります。このため、夜間頻尿がある人はない人と比べて生存率が低いという報告があるほどです。
ちなみに夜間頻尿の定義では、夜に1回でも目が覚めてトイレに行く人も含まれることになります。そんな夜間頻尿のおもな原因は水分の摂りすぎ。お茶やコーヒー、お酒などを夜に飲み過ぎるケースです。
夜間頻尿を改善するマッサージ
そして、水分の摂りすぎ以外にも注意したい夜間頻尿の原因があります。それが「足のむくみ」。というのも、足のむくみというのは重力の影響で足に溜まった血液から、水分が染み出しておこるものです。
夜、足にむくみがあるままが横になると、重力の法則がなくなるため心臓に水分が戻ります。すると、心臓は血液に水分の量が多過ぎると判断して、尿を作る指令を発令。こうして、足のむくみで夜間頻尿になるのです。
このため、夜間頻尿で気をつけるべきは、水分の取りすぎと足のむくみ。夜の水分の摂りすぎに注意しつつ、足首からひざを手でさするように上へ向けてマッサージすると、夜間頻尿を改善することができるでしょう。
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