前立腺肥大症による前立腺炎が頻尿の原因だった
前立腺肥大症とは、50代男性のおよそ3割、60代男性ではおよそ6割の人が発症するという男性特有の病気。そこで、この前立腺肥大症による前立腺炎が、頻尿の原因となって実際の症例を見ていきましょう。『主治医が見つかる診療所』で紹介されていました。

前立腺肥大症で頻尿に襲われた症例
前立腺肥大症によって頻尿に襲われた64歳の男性の症例を見ていきましょう。その尿トラブルは60歳のとき、突然襲ってきました。いつもどおり会社に行くと、尿意を催してトイレへ直行。しかし、30分くらいで再び尿意を催して、何度もトイレに行くことになりました。
それでも大したことはないと仕事を続けていた男性。ところがその後、尿意が治まらないにもかかわらず、尿の出は悪くなってきたのです。あまりに頻繁に押し寄せる尿意に、もはや仕事が手につきません。
そして、ついには尿に混じって膿と血が出てきたのです。さすがにまずと思った男性は慌てて病院を受診。そこで判明した病名が前立腺肥大症でした。
前立腺肥大症が気づかぬうちに進行
前立腺は男性の生殖器で、尿道を囲むようにあります。加齢などによって徐々に肥大していくもの。この前立腺肥大症になると、とくに夜間に頻尿の症状に襲われることが多いのです。
この男性の場合、気づかないうちに前立腺肥大症が進行。炎症をおこして前立腺炎となっていたのでした。長い期間をかけて前立腺に徐々に膿が溜まり、ある日突然、尿に混ざって出ていたのです。
男性の前立腺肥大症と前立腺炎はかなり重症で、改善するのにも数年かかるかも病院では説明されました。その後、この男性は投薬治療を続けて症状を改善。3年ほどで膿が完全に消えたといいます。
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