チョコレートの健康効果はじつは発酵食品だから
チョコレートが発酵食品であることをご存じですか? チョコレートの健康効果はじつは、発酵食品だからこそ。チョコレートができる過程と健康効果の関係を見ていきましょう。『ためしてガッテン』の「チョコレートの超ヘルシー&美味ワザ」で紹介されていました。
チョコレート効果は発酵食品だから
チョコレートの原料がカカオ豆であるのはよく知られています。そして、カカオ豆はカカオの実の種になります。15~30cmほどの長さのカカオの実を割ると、白い果肉に包まれたカカオ豆が20~60個ほど入っているのです。
そして、カカオ豆は収穫されると果肉ごと発酵させることになります。一週間ほどすると粘り気が出てくるので、それを天日干し。この時点の香りは、足の裏の臭いだとか。
発酵させて乾燥指せたを焙煎すると、チョコレートの原料となるカカオ豆のでき上がり。このように、チョコレートはいわば発酵食品といえるのでした。
そして、発酵食品だからこそチョコレートの効果が生まれます。生のカカオの果肉や種には、たくさんのタンパク質やポリフェノール、糖が含まれた状態。ここに発酵を促す微生物が分解して、1千種類といわれる香りの元になるのです。
チョコレートの血圧抑制効果
チョコレートの発酵食品ならではの効果は、香りだけではありません。微生物はポリフェノールにも働きかけて、独特の高分子ポリフェノールという成分を作り出します。このポリフェノールが持っている作用が坑酸化作用です。
これこそが、活性酸素を抑えて傷の治りを早くしたり、血管を健康に保って血圧を下げてくれるチョコレートの健康効果。チョコレート効果は肥満抑制や認知症予防、歯周病予防などさまざまなテーマで研究されています。
しかし「血圧低下」「傷が治る」「整腸作用」は別格。医療現場で実際に使われているなど、広く認められているチョコレート効果です。
とくに血圧低下は、ここ十年ほどで一気に研究が進展。EUの食品安全機関はチョコレートの血圧抑制効果を公式に認めています。実際に全国でおよそ20の病院でも、患者さんの栄養補給にチョコレートが使われているのです。
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