水虫の症状でかゆみを訴える人は1割だけだった
じつは女性の3人に1人が感染しているといわれる「水虫」。しかも水虫の症状でかゆみを訴える人は1割ほど。感染者の9割はかゆみを感じないのだとか!? 水虫の原因と症状、そして予防法について詳しく見ていきましょう。『駆け込みドクター』で紹介されていました。
水虫の症状がわからずに放置
水虫とは、カビの仲間である「白癬菌(はくせんきん)」が、体に寄生することによっておきる皮膚の病気です。かゆみや痛み、炎症などを伴います。
ブーツを履くことが多い女性にとって、このブーツが水虫がもっとも繁殖しやすい環境。水虫の9割は足の裏や指に発生しますが、場合によっては爪にも発症。場合によっては、手や頭など全身に感染することもあるのです。
水虫にかからないためには、まず予防法を知っておくことが大切。そのポイントは「感染経路」です。たとえば、銭湯の足拭きマットや旅館のスリッパ、さらに爪切りやペットから感染する場合もあります。家族の誰かが水虫だと、感染する可能性が上がるのです。
とくに20~30代の若い人は、水虫の症状がわからずにそのまま放置することが多いとか。それは足のお手入れとして角質ケアを過剰に行ってしまうことも関係があります。
水虫の症状の7割が乾燥タイプ
水虫の原因である白癬菌は、足の表面の傷口から体に侵入するもの。過度の角質ケアは表面に小さな傷を作ってしまうため白癬菌が進入しやすくなってしまうのです。
そして、水虫の症状でかゆみを訴える人は1割くらい。あとの9割は症状がありません。「隠れ水虫」ともいわれています。そこで、こんな人は危険だという、水虫の3つの危険なサインを紹介しましょう。
1つめは「足の裏が白くてカサカサ」すること、2つめは「足の裏に水泡の跡」があること、そして3つめは「軽石やナイロンタオルでゴシゴシ」洗っていることです。
水虫の症状の7割が乾燥タイプと呼ばれるもの。足がカサカサしているとバリア機能が失われるため、皮膚の間から水虫菌が入ってくるのです。「水虫=かゆい・じくじくする」というイメージとは、実際は違っているのでした。
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