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「水虫に酢が効く」はウソ!逆に炎症が悪化する

昔から民間療法で「水虫に酢が効く」といわれてきました。はたして、本当に効果があるのでしょうか? 水虫の酢に限らず、水虫対策は人によってやり方はさまざま。そこで、本当に効果のある水虫対策は何かを見ていきましょう。『駆け込みドクター』で紹介されていました。



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「水虫に酢が効く」はウソ!逆に炎症が悪化する


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酢を入れたビニールに足を漬ける

よくある水虫対策として、家に帰って真っ先に「足を洗う」というものがあります。はたして、これは効果的でしょうか?

じつは水虫の原因である「白せん菌」が足に付いてから、感染するまでは24時間。このため、水虫対策に家に帰ってすぐに足を洗うのはOK。付いた菌を効率よく流すなら、こするというよりも石鹸を使ったほうが効果的です。

そして、水虫対策に酢が効くというのはよく聞く話。水虫にもかかわらず忙しくて病院に行けず、自分で酢を入れたビニール袋に一晩、足を漬けていたという話を耳にしたりします。


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水虫に酢は炎症を悪化させてしまう

じつは水虫に酢はNGです。昔から民間療法でお酢をつけるとよいといわれていたのですが、お酢は皮膚の奥のほうまではしみ込んでいきません。逆に、炎症を悪化させてしまうのです。

また、水虫対策としてブーツに切ったストッキングを靴下にして履くという人もいます。通気性のよいストッキングなら足ムレ防止に効果があるかもしれません。伝線したストッキングを足首でカットして靴下に再利用するわけです。

しかし、伝線したストッキングは水虫対策には逆効果。ストッキングは保温効果にはすぐれていますが、吸水性に関しては一般的には靴下のほうが上。水虫の予防効果は靴下のほうが高いのです。


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水虫は薬指と小指の間から感染

なお、水虫菌は高温多湿を好むため、多くの人が同じものを利用するお風呂場などの足拭きマットは危険です。公共施設のスリッパも要注意。爪切りやペットからも感染するなど、水虫菌の繁殖力にはすさまじいものがあります。

そんな水虫の予防は1日1回、足を洗うだけ。そのときに、とくに注意すべきポイントがあります。水虫予防の足の洗い方のポイントは、薬指と小指の間をていねいに洗うことです。

水虫菌は薬指と小指の間に付着しやすい傾向があります。また、指と指が密着しているため、水虫リスクも高くなります。じつは水虫はここから感染するケースがもっとも多いのです。

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