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にんにく効果は熟成のさせ方で10倍以上も増加

にんにくの大腸がん予防効果は「S-アリルシステイン」にあります。そして、にんにくは熟成させるとが増えるS-アリルシステインが増加。なんと熟成のさせ方によっては、10倍以上も増えていたのです。『みんなの家庭の医学』の「医食同源スペシャル」で特集していました。



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にんにく効果は熟成のさせ方で増加


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にんにく酒は効果が11.5倍

にんにく効果で健康的な大腸を目指すなら、日ごろからにんにくを食べることが大切。なかでも、にんにく調味料を活用するのがオススメ。大腸がんの予防効果のあるS-アリルシステインの含有量が増えるからです。

実際、青森県の食品分析センターでS-アリルシステインの含有量を調査してみました。ちなみに、生にんにくでは1gあたりS-アリルシステインは30μg。これが基準値となります。

まず3年漬け込んだ「にんにくの酢漬け」のS-アリルシステインは3.8倍でした。1年間漬けた「にんにく醤油漬け」は10.5倍、3年間漬けたにんにく酒は11.5倍。熟成されたにんにくはS-アリルシステインがたしかに増えています。


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にんにく効果を手軽にアップ

とはいえ、いまから1年も漬け込んでにんにく効果を得るのは大変です。じつはS-アリルシステインをたった一晩で簡単に増やして、にんにく効果を手軽にアップする方法があります。

それが「にんにく塩麹」です。にんにくをみじん切りしたものを電子レンジで加熱して、それを塩麹に混ぜて一晩寝かせたもの。普通のにんにくと比べてS-アリルシステインが、なんと2.7倍にもなります。

にんにく塩麹を作るには、にんにく1玉と塩麹50gを用意します。作り方は、まず皮をむいたにんにくを5mm程度にみじん切りしたら、ラップをかけて電子レンジ500Wで20秒加熱。にんにく臭がほのかに香る程度に温めます。

次に、にんにくと塩麹を密閉袋でしっかり混ぜてください。日のあたらない場所で室温で一晩寝かせたらでき上がりです。ただし、塩麹に塩分が含まれているため、使いすぎると塩分の摂り過ぎになるので注意しましょう。

■『みんなの家庭の医学』
【医食同源スペシャル】

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