にんにく栽培する人はホントに大腸が健康だった
にんにくの大腸がん予防効果を検証すべく、日ごろからにんにくをよく食べると大腸が健康的なのかを調査。にんにくを毎日のように食べるにんにく栽培する農家を調べると、ホントに大腸が健康的だったのです。『みんなの家庭の医学』の「医食同源スペシャル」で特集していました。
にんにく栽培をする農家の大腸を調査
にんにくが食べられ始めたのは古代エジプトに遡ります。紀元前1500年ごろにエジプトで記された世界最古の薬物治療書には、にんにくは感染症の予防や心疾患の治療など22種類もの効果があると書かれています。
このように、にんにくは古くから、医薬品として認められていた食材。そして現代、にんにくには大腸がんの予防効果があることが多くの研究結果で明らかになっています。
それでは、にんにくを日ごろからよく食べると大腸がんのない健康的な大腸になるのでしょうか? そこで、にんにくの生産量シェア約70%を占めている青森県でもっとも多い生産量を誇る十和田市で調査を実施。にんにく栽培をする農家の大腸を調べてみたのです。
にんにく栽培する人は大腸が健康
実際に現地を訪れると、にんにく栽培をしている農家の人は毎日にんにくを食べていました。そこで、大腸がん発症リスクが高くなるといわれている50~60代のにんにく栽培する農家さん10人を対象に検査を行います。
検査の内容は内視鏡検査によって大腸がんがあるかどうか、さらに大腸がんに変化する大腸ポリープがあるかどうかを調べました。なお、50~60代の日本人10人あたりの大腸ポリープ数は7個が平均です。
検査の結果、にんにく栽培する農家の人から見つかった大腸ポリープの数はわずかに2個。もちろん、大腸がんもありません。にんにく栽培する人はホントに腸が健康ということ。日ごろからにんにくをよく食べる人は、明らかに健康な大腸を持っているのです。
■『みんなの家庭の医学』
【医食同源スペシャル】
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