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桃アレルギーで命の危険に直面したお笑い芸人

桃のアレルギー症状によって命の危険に直面したお笑い芸人がいます。突然、顔がパンパンに腫れてしまい、あっという間に目が腫れ、のどが息苦しくなったとか。このまま行ったら死ぬかも…という恐怖感があったといいます。桃アレルギーについて詳しく見ていきましょう。



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桃アレルギーで命の危険に直面したお笑い芸人


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桃アレルギーがおきたのは4年前

桃アレルギーがおきたのは4年前、ジムで日課のトレーニングを行って、気分よくタクシーで仕事場に向かっていたときのことでした。のどを押さえつけられるような息苦しさが、どんどん増していくのです。

車のミラーで自分の顔を見ると、まぶたはパンパンに腫れてまるで別人。すぐさま近くの病院へ向かいます。すると、何かのアレルギー症状という診断でした。

医師からは、思い当たりフシがないかを聞かれます。たとえば食べたあとに、のどがイガイガしたり、口の周りがかゆくなったりする食べ物です。


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無害なはずの桃でアレルギーが発症

そこで思い出したのが桃。昼食に付いていたヨーグルトにカットフルーツが入っていたのを思い出したのです。そこにほんのわずかだけ、桃が入っていたのでした。

アレルギーは、本来なら免疫で攻撃しないようなものに対して、攻撃をしてしまうもの。それによって局所に強い反応がおきてしまうのがアレルギー反応です。

本来、免疫機能はウイルスや細菌など有害な物質を攻撃します。しかし、その免疫機能が無害なはずの桃などの食べ物に対して攻撃をした結果、アレルギーが発症。呼吸困難に陥ったり、じんましんが出たりするのです。


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桃のアレルギーのきっかけは運動

とはいえ桃は、スーパーに並ぶとついに出たか…と真っ先に買っていたほどの大好物。ビールのつまみにするくらい好きだったといいます。なぜ、桃のアレルギー症状が出るようになったのでしょうか? きっかけは運動です。

アレルギー反応によって分泌されるヒスタミンという物質は、血管を広げて皮膚を赤くし、じんましんやかゆみの症状を引き起こします。じつは、特定の食べ物を食べただけではヒスタミンが分泌されない人でも、その後に激しい運動をすることによって大量のヒスタミンが分泌されることがあるのです。

その結果、血管が強く拡張して皮膚が腫れたり、血圧が下がるなどのショック症状がおきます。特定の食べ物と激しい運動の組み合わせが、重いアレルギー症状のきっかけとなることがあるのです。


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花粉症の人が桃でアレルギーを発症

自覚や症状がなくても、激しい運動で発症する恐れがある食物アレルギー。花粉症の経験者はとくに気をつけなければなりません。花粉症経験者は特定の果物や野菜でアレルギーを発症する可能性があるからです。

というのも、果物や野菜に含まれる物質の中には、花粉症の原因物質とよく似ているものがあります。たとえば、シラカバの花粉症の人は、さくらんぼや桃、りんごなどの果物でアレルギーをおこす可能性があるのです。

ブタクサの花粉症の人は、すいかやバナナ、メロンなど、スギの花粉症ならトマトが要注意。ヨモギの花粉症の人はコリアンダーやにんじん、セロリでアレルギーをおこす可能性があります。

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