甘酒効果!75歳以上が2割を超える長寿の村
甘酒の健康効果で、75歳以上の割合が2割を超える長寿の村があります。それが、人口1,144人の山梨県棡原(ゆずりはら)の集落です。「飲む点滴」と呼ばれる甘酒効果など、その長寿の秘密を見ていきましょう。『駆け込みドクター!』で「ニッポンが誇る長寿村」で紹介されていました。
酒粕の甘酒は健康効果が期待できない
棡原の集落では、人口に対する75歳以上のご長寿の割合が21.2%も占めています。何を食べると長生きできるのでしょう?
棡原の長寿ポイントは「甘酒効果」にあります。この地域でよく食べられている酒まんじゅうは、別名「長寿まんじゅう」とも呼ばれているとか。なんと甘酒を練り込んで作っているのです。
一般的に甘酒といえば、酒粕をお湯にといて砂糖で味付けしたものがよく見られます。しかし、酒粕で作った甘酒にはそれほどの健康効果は期待できません。
甘酒が練りこまれて健康効果バツグン
棡原で作られている甘酒は、米と麹を使ってじっくりと発酵させたもの。この製法で作られた甘酒は栄養が豊富。「飲む点滴」と呼ばれるように、ブドウ糖やビタミン、アミノ酸など点滴と同じ成分が豊富に含まれているのです。
これが酒まんじゅうが長寿まんじゅうと呼ばれる理由。甘酒が練りこまれた酒まんじゅうは健康効果バツグン。人間に必要な多くの栄養分が詰まっています。
このほか、棡原の食の中心が「麦」であることも長寿の秘訣。斜面が多い山間部のため、畑で育つ麦が食の主流となっています。麦ご飯は食物繊維が豊富で、血糖値の上昇を抑えます。カルシウムやマグネシウムも豊富です。
「野菜たっぷり味噌汁」も棡原の長寿食材。ほうれん草はカロテンが豊富で、老化防止に効果があるといわれています。斜面で栽培されている「モロヘイヤ」も長寿ポイントです。カルシウムやβカロテンが豊富。疲労回復を促すミネラルも豊富に含みます。
■『駆け込みドクター!』
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