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バナナをヒートショックプロテインで保存期間を3週伸ばす

バナナの保存期間を伸ばすなら、バナナを房から切り離すのが一番簡単な方法。しかし、バナナはヒートショックプロテインによって3週間も保存できるようにすることもできます。バナナのヒートショックプロテインについて見ていきましょう。『ためしてガッテン』の「あなたの知らないバナナの世界」で紹介されていました。



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バナナの保存期間を3週間に伸ばす


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バナナのヒートショックプロテインで保存3倍

そもそもバナナは、房から切り離すだけで日持ちして保存できるようになります。皮を黒くしたり実をやわらかくする正体は「エチレン」。このエチレンは、ちょっとした衝撃を受けただけでバナナ自体から出てくるのです。

バナナを房のまま置いておくと、ほかの実の重さで地面に押し付けられることになります。このため、エチレンが放出されやすくなるのです。また、房から切り離せばほかのバナナから出るエチレンの影響を受けません。

普通のバナナはだいたい5日くらいが保存期間。これを房から切り離すだけで、だいたい7日くらいまでは保存可能になるのです。なお、エチレンはほかの果物から発生する場合もあります。とくに注意すべきはりんご。バナナを保存するときはりんごとは離して保存しましょう。

さらに、バナナにヒートショックを加えると、保存期間をその3倍の3週間にすることができます。さっそく、このバナナのヒートショックプロテインを紹介しましょう。


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バナナにヒートショックプロテインが熱で増

まずバナナを、40~50度のお湯に5分漬けます。取り出したら室温で1時間ほど放置。そののちポリ袋に入れて野菜室で保存するのです。

なぜ保存期間が伸びるかというと、バナナに強いストレスがかかると出る「熱ショックたんぱく質」という物質が作り出されからです。別名「ヒートショックプロテイン」と呼ばれる成分で、抵抗力が増して長持ちします。

ヒートショックプロテインは「ヒート=熱」という「ショック=刺激」を与えることで増加する「プロテイン=タンパク質」という意味です。

ヒートショックプロテインは「タンパク質の修理屋」とも呼ばれるもの。外的要因によって傷ついた細胞内のタンパク質を修復するのです。ヒートショックプロテインは、人間を始めとするほとんどの生物の細胞内に存在しています。


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バナナのヒートショックプロテインで抵抗力

そして、ヒートショックプロテインを効率的に増やす方法が、一時的に体温を上げること。体内のヒートショックプロテイン入浴法などがよく知られています。

ヒートショックプロテイン入浴法は、お湯の温度が42度なら10分間、41度なら15分間、40度なら20分間の入浴が目安。ヒートショックプロテインの増やすことで、運動能力が向上したり免疫力がアップします。

このヒートショックの原理を応用して、バナナのヒートショックプロテインを増やして保存期間を延ばそうというのが、バナナを40~50度のお湯に5分漬けるというもの。バナナのヒートショックプロテインを増やして、抵抗力をアップすることで保存期間を延ばせるわけです。

■『ためしてガッテン』
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