腹筋を鍛えるならピラティスが効果バツグン
ピラティスの基本エクササイズに腹筋運動があります。腹筋運動というとお腹をカチカチに固めるイメージですが、ピラティスの場合は真逆です。ピラティスで腹筋を鍛えるには「しなやかさ」が肝心。腹筋を鍛えるちょい足しメソッドとしてピラティスを活用しましょう。
ピラティスの腹筋運動のやり方
ピラティスは、仰向けに寝てひざを立てた体勢である「ニュートラル・ポジション」から始まります。足の裏は床につけ、左右の腰骨、恥骨の3点が床と水平になるよう意識。腕は手の平を下にして体の横に置きます。
肩甲骨はお尻のほうに下げて、首や肩はリラックスした状態にします。床から膝が離れないように注意しましょう。そして、ゆっくりと鼻から息を吸います。ここからがピラティスの腹筋運動です。
息を吐きながら「しなやかさ」を意識して上体を起こします。上体を頭のほうに伸ばしながら、やわらかなイメージで体を起こしていくのがコツ。常にリラックスしていることを意識して、首や肩に無駄な力が入らないように注意します。
下半身はつま先のほうに引っぱられる感じです。上体を起こすのがきつい場合は、両手を頭に当てて行ってかまいません。その場合は、腕の力で引き上げないように注意が必要です。
ピラティスで腹筋を鍛えるダイエット
肩甲骨が離れるくらいまで上体を引き上げたら、そこでいったん静止。再び小さく息を吸い、息を吐きながら上体を元に戻していきます。これを10回を目標に実行しましょう。
一般的な腹筋運動は腹直筋というアウターマッスルしか鍛えられません。一方でピラティスの腹筋運動は、腹横筋や腹斜筋といったインナーマッスルが鍛えられるのが特徴です。
腹筋のインナーマッスルはウエストのくびれを作る筋肉。しかも、基礎代謝量をアップするので痩せやすい体になるのです。加えて、内臓を正しいポジションに戻す働きもあります。このため、ちょい足しメソッドとしてピラティスで腹筋を鍛えると、ダイエット効果がバツグンなのです。