葛西を支えた腹筋インナーマッスルトレーニング
40歳を過ぎてもなお活躍するスキージャンプの葛西紀明選手。度重なる怪我を克服して活躍し続けるその姿は、レジェンドと称されることからわかるように、多くのアスリートの尊敬を集めています。そんな葛西選手を支えるのが腹筋インナーマッスルトレーニングです。
わずか1分のインナーマッスルトレ
葛西選手がここ数年、時間をかけてよくトレーニングしている場所が、体の中心を強くする腹筋インナーマッスル。不用意な怪我をしないための予防効果が一番大きいといいます。
加えて、腹筋インナーマッスルを鍛えると体の軸が安定するため、潜在的に持っている筋力をほぼすべて発揮できるようになるのです。そこで、わずか1分でできる腹筋インナーマッスルトレーニングを紹介しましょう。
まずはひざを立てて、仰向けに寝てください。足の裏は床につけるようにします。ここで、おへその1センチ下を1センチへこますように軽く力を入れるのです。これが腹筋インナーマッスルを鍛えるちょい足しメソッドになります。
腹筋トレーニングは朝晩1セットずつ
そして、お腹をへこませたまま上半身をゆっくり起こして、おへそを見るようにします。おへそが見えたらそこで3秒間キープ。3秒たったらゆっくり下ろします。腹筋インナーマッスルトレーニングはこれを5回繰り返すだけです。
腹筋インナーマッスルトレーニングのちょい足しポイントは、おへその1センチ下をへこますところ。腹筋運動をした場合、鍛えられるのは腹直筋といわれる体の表面にある筋肉です。下腹部の奥にある腹筋インナーマッスルは、十分に鍛えられません。
しかし、おへその下をへこませながら行うちょい足しメソッドで腹筋インナーマッスルが鍛えられるのです。腹筋インナーマッスルトレーニングは、朝晩1セットずつ行います。これでお腹のたるみなら1週間ほどで改善効果が実感できるはずです。
インナーマッスルちょい足しトレ
腹筋インナーマッスルのちょい足しトレーニングとしては、あらゆる筋トレ動作のときにドローインを組み合わせるのも効果的。ドローインはお腹をへこませた状態をキープするエクササイズです。
たとえば腹筋運動をするときに、このドローインを組み合わせます。すると、アウターマッスルの腹直筋だけでなく、インナーマッスルの腹横筋も筋トレできるのです。腹横筋が負荷となって腹直筋の筋トレ効果もアップします。
また、腕立て伏せをするときにドローインを組み合わせるのもよいでしょう。大胸筋や腕まわりだけでなく、腹筋インナーマッスルが強化可能。しかも、腹筋インナーマッスルに意識が集中することで、体に余計な力が入らなくなるため、腕立て伏せの筋トレ効果もアップするのです。