尿酸値を下げるためのプリン体オフは意味がない

痛風を治すには尿酸値を下げるしかありません。尿酸値を下げるといえば、分解されると尿酸に変化するプリン体オフです。しかし、プリン体が多く含まれている食事に注意するだけでは尿酸値を下げるには十分ではありません。尿酸の75％はプリン体以外から作られるからです。

尿酸値を下げるといえばプリン体オフ

尿酸値を下げるといえばプリン体オフなど、プリン体を多く含む食品の摂取は控えること。プリン体を多く含む食材としては、レバーや魚卵、エビなどがよく知られています。

とはいえ、プリン体が含まれる食品から尿酸になるのは、尿酸値全体の25％程度。残りの75％は、自身の細胞の新陳代謝やエネルギーの燃えかすからできるものなのです。

尿酸値を下げるためにプリン体に注意しているだけでは、あまり意味がないといえます。尿酸値を下げるためには、食事のプリン体を1日400mgまでにコントロールするだけではなく、それ以外の食事や体型にも気を配らなければならないのです。

尿酸値を下げるために、まず注意しなければならないのが果糖です。砂糖にはブドウ糖と果糖が半分くらいずつ含まれています。このうち果糖は、燃料として燃やす過程で尿酸が作られてしまうのです。

尿酸値を下げるために、次に注意すべきはアルコール。じつは果糖と同様に、アルコールを分解する過程で尿酸が生産されてしまうのです。アルコールの飲み過ぎは、尿酸値を上げることにつながります。

尿酸値を下げるために、最後に注意すべきはダイエット。肥満であると、尿酸を排泄する能力自体が低下することになります。ダイエットして減量することが、尿酸値を下げる早道です。

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