高齢者の新型ドライマウスとは – ためしてガッテン
高齢者の間で新型の「ドライマウス」が増えているとか。それは「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」の原因にもなる、危険な兆候です。その実態を探るべく「新型ドライマウス」の実例を見てみましょう。1月8日放送『ためしてガッテン』ので紹介されていました。
新型ドライマウスの実態を探る
横浜市在住の男性は、地元の社会人野球で審判を務める元気な77歳です。新型ドライマウスの実態を探るために、この男性の1日に密着します。
朝6時、日課のウォーキング。だいたい3kmほど歩きます。口の中の状態を聞くと、少し乾いているとのことです。
朝8時、家に帰るとすぐに朝食。パンをガブリと食べるように、食事は別に差し支えはないとのことです。ものがのどにつっかかったり…ということもありません。そこで、口の中の乾燥具合を計測します。「26」以下なら乾燥していることになりますが、結果は「31.7」でした。
午後2時、この日は野球の試合がないので、自宅でパソコンゲームに没頭。何やらブツブツつぶやきながらプレイしています。口の中の乾燥具合を計測すると「31.3」と、依然として高い数値です。
新型ドライマウスは唾液蒸発型
午後8時、ナイター観戦しているところを計測すると「28.3」。その後も口の中は乾燥することなく、1日は終わっていきました。
夜10時に就寝。夜中になると、男性の口からゴホゴホという異音が…。乾燥度を計測してみると「22.0」と低い数値。突然起きると、コップで水を飲んでいました。結局このあと、起きては水を飲みに行くこと「4回」。夜だけ、口が乾いていたのです。
この男性の口が乾く原因は、寝ている間に「口が開いていること」なのでした。人間の口は10分も開けたままなら、すぐに乾燥してしまいます。時間を測ってみると、なんと合計「4時間」も口が開いた状態だったのです。
このように「新型ドライマウス」というのは「唾液蒸発型のドライマウス」だったのです。その原因は「鼻づまり」「睡眠時無呼吸症候群」「薬の副作用」のほか、「筋力の低下」があります。
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