尿が泡立つ人は腎臓病の疑いが高まる理由とは
成人の8人に1人が発症するといわれる病気が腎臓病です。この腎臓病、じつは尿が泡立つ人はその可能性が高いといいます。なぜ尿が泡立つと腎臓病の疑いが高まるのか、その理由を見ていきましょう。『ジョブチューン』の「医者ぶっちゃけSP」で紹介されていました。
尿が泡立つ人は腎臓病の可能性が高い
そもそも腎臓病は、体内の毒素を尿と一緒に排泄できなくなる病気。同時に、体内の水分や血圧の調節も難しくなります。
腎臓病は重症になるまで自覚症状がなく、末期になると腎臓移植か人工透析するしか治療方法がありません。そのため、早期に腎臓病の兆候を見つけることが肝心です。
そして、腎臓病にかかっている可能性が高いのが尿が泡立つ人。普通でも少しは泡立ちますが、ビールの泡のような感じで尿が泡立つ人は危険です。普通に考えても、ちょっと変だなというレベルの泡の人になります。
尿が泡立つ理由は尿の中のタンパク
尿が泡立つ理由は、腎臓でタンパクがろ過されずに尿と一緒に排泄されるため。いわゆる、尿タンパクという状態だからです。
一方で正常な尿が泡立つのは、洗剤と同じような表面活性剤の成分を含んでいるため。尿の中にタンパクが含まれていると、泡立つのが目立つようになります。
放尿後しばらくしても、泡が消えないようであれば要注意。尿タンパクが多く含まれている可能性があります。すぐ病院で腎臓病の検査を受けましょう。
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