体臭の原因がダイエットのしすぎかもしれない件
年齢を重ねると気になってくるのが「体臭」です。体臭といえば加齢臭がすぐに思い浮かびますが、最近ではダイエットのしすぎが原因の体臭もあるのです。そのメカニズムを見ていきましょう。『駆け込みドクター!』の「お医者さんに聞きたい17の事」で紹介されていました。
ダイエットのしすぎが体臭の原因
加齢臭の原因は、ノネナールという物質。ノネナールは、皮脂腺から分泌される物質が酸化・分解してできます。ノネナールは若いときにも作られますが、40代ごろから体の酸化に対する抵抗力が落ちるため、加齢臭が強くなるのです。
最近では、メタボ臭にあります。加齢にともなって腸内細菌のバランスが崩れ、体臭がきつくなることが原因。メタボの人が出す、加齢臭に似た臭いです。体臭の原因も、加齢臭と同じノネナール。しかしメタボ臭の場合は、脂質の取りすぎなどで臭いが増すのです。
さらには、ダイエットのしすぎが体臭の原因になる「ダイエット臭」もあります。これは急激な食事制限など無理なダイエットをしている人が発する体臭です。
体の原因となって甘酸っぱい臭い
ダイエット臭は体の代謝がうまくいかなくなり、血液中の臭いを出す物質が体から出ているもの。果物が腐ったような酸っぱい臭いがしたら、ダイエット臭かもしれません。
人間のエネルギー源として最初に使われるのが糖質です。それを使い切って枯渇していしまうと、今度は蓄積された脂肪がエネルギー源となります。
ダイエットで空腹のまま脂肪ばかりが使われていると「ケトン体」という物質が生成。これが血中で増加すると口臭・体臭・尿臭の原因となって、独特の甘酸っぱい臭いを発するのです。別名「飢餓臭」ということもあります。
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