レビー小体型認知症の症状への家族の対処法
レビー小体型認知症の症状に対処するには家族の理解が不可欠です。実際にレビー小体型認知症になった男性の症状を見ながら、家族ができる幻視への対処法を見ていきましょう。『ためしてガッテン』の「新型認知症の見分け方」で紹介されていました。
レビー小体型認知症の症状で幻視
3年前にレビー小体型認知症の症状と診断された男性は、いまでも幻視に悩まされています。ある日の食卓では、テーブルの小さなゴミが虫に見えてしまい、気持ち悪くて食事ができません。家族がゴミであると説明すると、現実としか思えないものを否定されたと思い、家族に強く反論してしまいます。
そこで、奥さんはまず「虫に見えちゃったんだね」と声をかけます。ポイントは「幻視を否定しない」ことです。
続いて奥さんは「でも、お母さんには見えないんだって」と説明します。「本人以外には見えないことを伝える」こともポイントです。これは幻かもしれないと本人が考えるきっかけを作ります。
レビー小体型認知症の症状の対処法
そして、レビー小体型認知症の症状で幻視が見えてしまったときには秘密の「おまじない」があります。それは奥さんが男性の手を両手で握って「いまのはナシ、なくなりました」と声をかけ、両手をこするようにして自分の胸のところに持ってきながら「きれいに受け取りました」というのです。
そして、2人で声を合わせて「スッキリさわやか、元に戻った」と唱えて、パチンと手をたたけば、たいていの幻視が消えるのです。
レビー小体型認知症の症状に対して、家族ができる幻視への対応法は次の4つです。1つは「幻視を否定しない」、2つめは「本人以外には見えないことを伝える」ことになります。そして、3つめは「幻視を見やすい環境を減らす」、4つめは「視覚以外へ注意をそらす」ことです。
■『ためしてガッテン』
【新型認知症の見分け方】
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