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40代からの医療情報…現役看護師が監修

腸が健康になると「うつ病が治る」メカニズム

腸が健康になると、うつ病が治るのをご存じですか? 「腸を治せばほとんどの病気が治る」と語るのは、西諫早病院の田中保郎先生。腸が健康になるとうつ病が治るメカニズムを見ていいいます。『主治医が見つかる診療所』で取り上げられていました。



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腸が健康になると「うつ病が治る」


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腸の健康がうつ病の原因と考える

60代でうつ病を発症した女性がいます。もともと人付き合いが苦手なこともあり、結婚もしなかったとか。母親が亡くなって1人暮らしになったことで気分が落ち込み、引きこもり状態になってしまいました。

何をしていてもつい悪いことばかりを想像してしまい、結局3年ものあいだ引きこもり状態。そして1年前、家族に勧められて長崎県諫早市にある西諫早病院を来訪。田中保郎先生の診察を受けることになりました。

ひどいうつ症状を示すこの女性にも、田中先生は腸の健康がうつ病の原因と考えます。空腸から回腸にかけての部分が、突っ張ったり痛かったりしていると考えました。また、左のわき腹の異常があり、それが便秘が原因と診断。女性は若いころから便秘に悩んでいました。


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腸を健康にするとうつ病が治る

田中先生が処方したのは、筋肉の突っ張りやこわばりを緩めて心と体を整える漢方薬と、血行をよくして便通を促す漢方薬でした。すると、少しずつ腸の調子がよくなって便秘の症状が改善。さらに半年後には便秘だけでなく、気分が明るくなって外出する機会が増えていったのです。

うつ病というのは脳の神経伝達物質であるセロトニンやドーパミンが足りなくなってくる病気です。じつは、脳の中の神経伝達物質の元を作っているのが腸であることが、近年の研究で明らかになってきました。

このため腸を健康にすることによって、神経伝達物質の元が作られるようになれば、神経伝津物質の不足も解消。うつ病が治ると考えられます。

「腸は第二の脳」とも呼ばれるもの。脳と腸は神経的にもつながっていますし、脳内ホルモン的にもつながっています。腸を健康にすることでうつ病が治るとしても、なんら不思議はありません。

■『主治医が見つかる診療所』
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