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産後うつの症状が腸を治すことで改善した事例

産後うつの症状が腸を治すことで改善するという事例があります。実際の産後うつの症状が改善する経過を見ていきながら、なぜ腸を治すことで改善したかを解説しましょう。『主治医が見つかる診療所』で紹介されていました。



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産後うつの症状が腸を治すことで改善


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産後うつの症状が悪くなる一方

産後うつの症状を20代で発症した女性の事例を見ていきましょう。女性は赤ちゃんを無事に出産したものの、徐々に体調が悪くなっていきました。とくにひどかった症状が食欲低下。原因がわからず、長く悩み続けていました。

近所の病院を受診して診断されて病名は「産後うつ」。入院しても症状は改善せずに体力はますます低下していきます。症状は「食事をしたいと思わない」「上半身がほてり下半身が冷えている」などです。

子育てで長期間の入院はできないため退院したものの、症状は悪くなる一方でした。ついには薬を飲むこともできなくなり、女性の体重は20kgも減少してしまいました。


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産後うつの症状の原因とは?

こうしてたどり着いたのが、長崎県にある西諫早病院の田中保郎先生です。田中先生は頭痛やめまい、肩こりや便秘からアトピー性皮膚炎まで、まずはお腹から診察するという独自の理論に基づいた診療方法で知られています。

産後うつの症状の診察を受けた女性ですが、1日目はとにかく吐き続けたとか。スプーン1杯の薬を飲むだけで大量に吐く状況でした。

お腹をさわってみると、内部は水浸しの様子だったとか。田中先生が体の水分異常と診断。産後うつの症状で食欲不振のところに、点滴治療が重なったことで、体内の水分が異常な状態になってしまったのです。これが産後うつの症状の原因でした。


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産後うつの症状はすっかり回復

田中先生は女性に、腸の調子をよくして水分量を整える漢方薬を処方しました。口から飲むと吐き出してしまうため、お湯で溶かして肛門から浣腸注射で注入。無理のないよう、わずかな量から増やしていきました。

また、血行をよくして体全体を温めて、ホルモンバランスを調整する漢方薬も同時に処方。とにかく、腸の調子をよくすることが最初のターゲットです。

治療が功を奏して、水分の異常が改善して腸の調子が徐々に回復。それにつれて、少しずつ食事を摂れるようになりました。そして、2か月ほど治療を続けたところ、産後うつの症状はすっかり回復したのでした。

■『主治医が見つかる診療所』
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