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40代からの医療情報…現役看護師が監修

眠りが浅いのは「かくれ不眠」かもしれない

外からはグッスリ眠っているように見えて、じつは眠りが浅い人が増えています。全国には、眠りが浅いために熟睡感を得られない「かくれ不眠」の人が3千万人もいるといいます。詳しく見ていきましょう。『ためしてガッテン』の「グッスリ朝まで眠る術」で紹介されていました。



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眠りが浅いのは「かくれ不眠」


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眠りが浅い「かくれ不眠」の症状

睡眠の悩みとしてよく知られているのが「睡眠時無呼吸症候群」や「むずむず脚症候群」です。その患者数はそれぞれが3百万人と2逆万人と推定されます。しかし、それよりも圧倒的に多い睡眠の悩みが「眠りが浅い」「熟睡感がない」「夜中に目覚める」など。いわゆる「かくれ不眠」です。

52歳の男性は、7年前から眠りが浅い日々が続いているとか。普通にベッドに入っても2~3時間は眠れず、ようやく寝ても眠りが浅いため2~3時間で目が覚めてしまうとか。朝起きたときが一番疲れている状態です。

若いころは寝つきがよいほうで、眠りも深かったといいます。ところが、40代半ばを過ぎたころからなぜか眠りが浅くなってしまったのです。ひどいときには一睡もできず、集中力を欠いたまま仕事をすることもありました。


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眠りが浅いため熟睡感がない

眠りが浅い日々に耐えかね、男性は病院に駆け込みました。しかし、処方された睡眠導入剤はほとんど効果がありません。医師の指示どおり乱れた生活習慣を改め、規則正しい運動と食事を実践しても眠りが浅いままでした。

しかし、このことを男性の妻に聞くと「毎日8時間はグーグー寝ている」と答えるのです。本人は熟睡感がないと感じているものの、客観的に見るとぐっすり眠っているように見えるといいます。

そこで、脳波を測定して睡眠の状態を調べてみました。するとベッドに入って20分後には熟睡を開始。脳波を計測した6時間のうち、8割は眠っていた状態でした。これは健常者と同じくらい眠れていることになります。

客観的には十分に眠れているのに、本人は眠りが浅いため熟睡感がない、これこそが「かくれ不眠」です。そして、このように「かくれ不眠」の悩みを持つ人が、全国になんと3千万人もいるのでした。

■『ためしてガッテン』
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