心房細動が原因の脳梗塞を予防するポイント3つ
危険な不整脈である「心房細動」は心電図に異常な波形として現れるのが特徴。一目見れば発見できそうなものです。健康診断の心電図検査ではその異常が見つけられないのでしょうか? 『主治医が見つかる診療所』の「心臓病の発見法」で紹介されていました。
心房細動が原因の脳梗塞は重症化する
心房細動はタイミングによっては、心電図に乱れが出たり出なかったりするもの。健康診断の心電図検査は計測時間が10秒程度と短く、そのあいだに不整脈が出なければ見つけられません。そもそも1日24時間のうち、ほんの10秒の心電図でどこまでわかるかというわけです。
心房細動が原因の脳梗塞が重症化しやすい理由は、心臓から血の塊が来ることに対して迎撃体制ができていないことが1つ。そして、心臓から来る血の塊は大きいことが多いことも理由として挙げられます。脳の血管にしてみると、まるで巨大な隕石が飛んでくるようなものなのです。
それでは、心房細動が原因の脳梗塞はどのように身を守ればよいのでしょう? 4つの予防ポイントを紹介しましょう。
心房細動が原因の脳梗塞を予防する
心房細動をおこす誘引として脱水症があります。脱水になっていると血の塊ができやすくなっており、その状態で心房細動が引き起こされると、脳梗塞の確率が高まるのです。暑い季節などはしっかり水分を摂ることが予防ポイントの1つめになります。
心房細動はストレスも影響するもの。ストレスで血の塊ができやすくなるだけでなく、心臓もストレスで影響を受けやすい臓器です。ストレスのない生活を心がけることが予防ポイントの2つになります。
心房細動が原因の脳梗塞の予防ポイント3つめは、ふだんから自分の脈をみるクセをつけること。心房細動の発作がおきると、同じところを触っているのに脈がわかりにくくなるからです。胸がドキドキするときに、いつもの場所で脈がとれない場合は、心房細動をおこしている可能性が高いのです。
心房細動は1拍ごとに血圧が違って現われます。ふだんからマメに血圧を測定することが予防ポイントの4つめなります。血圧を測って3回続けてまったく違う数値が出るときは、心房細動がおきている可能性が非常に高いのです。
■『主治医が見つかる診療所』
【心臓病の発見法】
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