足の裏のほくろが悪性かがわかる4つのポイント
メラノーマは、悪化した色素細胞が表皮内にとどまっている「前がん状態」か、それより少し進んだ早期がんであるステージⅠ期での発見が重要です。そこで、足の裏のほくろがメラノーマなのか良性なのかを見分けるための4つのポイントを紹介しましょう。
足の裏はほくろでも発見できない
というのも、Ⅰ期までは広範切除の手術で完全にメラノーマを取り去ることが可能。5年生存率は98%を超えています。メラノーマはⅡ期でも5年生存率は85%といわれています。
このように、メラノーマはこのステージⅡ期まではさほど怖い病気ではありません。しかし、Ⅲ期になると5年生存率は急落して50%ほど。Ⅳ期はになると、10%以下にまで落ちてしまうのです。
メラノーマは体の表面にできる皮膚がん。とはいえ、もっとも多い発生場所は、じつは足の裏です。意識していなければ、ほくろでもなかなか発見できるものではありません。
足の裏のほくろが悪性か見分ける
このため、少なくとも年1回は、全身のほくろをチェック。見える範囲は自分で確認して、背中や頭皮は家族に見えもらうとよいでしょう。
足の裏のほくろが、悪性のメラノーマと良性のほくろかを見分けるポイントは4つ。「左右非対称・周囲がギザギザ・色むらがある・直径6ミリ以上」というものです。
このうち1つでも当てはまれば、足の裏のほくろは悪性黒色腫の疑いアリ。とくに大切なのは大きさです。皮膚科専門医を受診するようにしてください。
足の裏のほくろの見分けポイント
足の裏のほくろが悪性のメラノーマかを見分けるポイントを詳しく見て見ましょう。「左右非対称」について、ほくろはどこかに線を引くと左右対称なもの。メラノーマ初期は輪郭が左右非対称なのです。
「周囲がギザギザ」は、メラノーマが周囲の組織をデタラメに侵食していくためにおこるもの。普通のほくろは丸くて、境界が鮮明になっています。しかし、メラノーマは形がいびつで、周囲がギザギザしています。
「色むらがある」のもメラノーマの特徴。たいてのほくろは、色むらがなく均一です。また「直径6ミリ以上」はメラノーマの可能性が大。ほくろやしみは急に大きくなることはないからです。
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